...人生の苦しみに達観することが大切だ...
...彼は若いうちに達観した人物だ...
...まだ若いけれど、彼女はすでに達観している...
...彼は自分自身に対しても、周りの人に対しても達観している人だ...
...経験を積むことで、人は達観するようになる...
...こういう時代の大きな意義を一日でも早く達観し得る聡明な民族...
石原莞爾 「最終戦争論」
...達観したる師匠である...
太宰治 「古典竜頭蛇尾」
...時代を達観し虚無を超越するまでにはいたらないだろう……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...猥※を基礎として人生と社会を達観したるは川柳『末摘花(すえつむはな)』なり...
永井荷風 「猥褻独問答」
...達観のと渇仰(かつごう)する...
中里介山 「大菩薩峠」
...達観が行われたりするもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで自分だけはすこぶる達観したような面構(つらがまえ)をしているのはちょっとおかしい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...つらつら目下文明の傾向を達観して...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...袋叩きにされても致し方がないといった達観した気持になっているのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これらすべてを若き国王は達観して聞いていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...しかし周達観の『真臘風土記(しんろうふどき)』にカンボジアでも鼠牛虎兎で年を紀す事全く支那同様...
南方熊楠 「十二支考」
...作者の主観に足場をおいて達観すれば...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...達観を主観的にしているからです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「人間到る所青山ありさ」なぞ達観したような事を云いながら...
夢野久作 「鼻の表現」
...達観(たっかん)の士だ...
吉川英治 「脚」
...泰然自若(たいぜんじじゃく)――天なり命なりと達観してしまッたように...
吉川英治 「江戸三国志」
...(二七・八・三)*横着な達観だが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...彼らは遠くを達観することの出来ない勇猛一途の連中で...
和辻哲郎 「鎖国」
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