...人生の苦しみに達観することが大切だ...
...彼は若いうちに達観した人物だ...
...まだ若いけれど、彼女はすでに達観している...
...彼は自分自身に対しても、周りの人に対しても達観している人だ...
...経験を積むことで、人は達観するようになる...
...人事の推移にたいする温かな達観...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...達観したる師匠である...
太宰治 「古典竜頭蛇尾」
...猥※を基礎として人生と社会を達観したるは川柳『末摘花(すえつむはな)』なり...
永井荷風 「猥褻独問答」
...つらつら目下文明の傾向を達観して...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...もともと通りなのだと達観しているとも聞いたが...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...達観しておられるようであった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...これらすべてを若き国王は達観して聞いていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...ひょっとしたらモンテナナ国は自分がいなくても済むかも知れないと達観した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...達観へ到達する道は諦めしかなく...
宮本百合子 「新しい船出」
...作者の主観に足場をおいて達観すれば...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...史的達観をもち得なかったかということは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どんなにでも達観したようなことが云えますよ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...本当に人生を達観した盧生の気持ちになっていたために...
夢野久作 「能とは何か」
...「人間到る所青山ありさ」なぞ達観したような事を云いながら...
夢野久作 「鼻の表現」
...達観(たっかん)の士だ...
吉川英治 「脚」
...達観「御陣形変えのお布令ですっ」「陣立更えですぞっ」百足(むかで)の旗さし物を背にさした騎馬武者が幾人も...
吉川英治 「上杉謙信」
...彼らは遠くを達観することの出来ない勇猛一途の連中で...
和辻哲郎 「鎖国」
...その底に動いている命を達観し...
和辻哲郎 「夢」
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