...直ぐちやぶ臺の上に御馳走が並べられて出た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...直ぐまた背後(うしろ)を向いてぎろりとした眼を光らした...
田中貢太郎 「白い花赤い茎」
...「若旦那の舟が」平兵衛の舟は直ぐその方へ舳を向けた...
田中貢太郎 「水面に浮んだ女」
...明後日の朝横浜で下りて真っ直ぐ船へ行ったげたらどう? お母ちゃんも二十六日頃には行くから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...用が済んだら直ぐ帰って来る...
谷崎潤一郎 「細雪」
...中学を終えると直ぐに東京へ出て了った私は...
中島敦 「虎狩」
...直ぐには夏姫を独占し触れようとしない...
中島敦 「妖氛録」
...「良い雪が降って来たから直ぐ山小屋の場面を撮りに行く」と言うので...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...「騷ぎの直ぐ後から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...真直ぐに歩いて行こう)ということである...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...直ぐに行かう……」「では山口さんに」と呟きながら自分は山口さんを探しに行つた...
牧野信一 「その日のこと〔『少年』〕」
...政子さんが、そういう心持になれば、直ぐ何でもが、心の思う通りに見えたり感じられたりするのは、あたりまえです...
宮本百合子 「いとこ同志」
...あい子のお父さんだって直ぐ...
三好十郎 「冒した者」
...」「ふふ、そしたらあたい、先におじさまの口の中に筆の穂をいれて、まだ、生きていらっしゃるかどうか、試して見てからにするわ、擽ったがらなかったら、直ぐ外すわ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...青眼先生は直ぐに窓から飛び出して...
夢野久作 「白髪小僧」
...直ぐ向うに見える地平線上に...
夢野久作 「戦場」
...直ぐに今から活動を開始するじゃ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...では早速ですがこれから直ぐお暇します...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索