...盲滅法に客の頭の上でそれを揮りまわした...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...盲滅法に叩いてゐるものだといふ事が判つた...
薄田泣菫 「茶話」
...右に左に盲滅法彼等に打ってかかり...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...ただ盲滅法南々東へ南々東へと針路を取っていたのであったが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...盲滅法(めくらめっぽう)に投げるのではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...杲卿(こうげ)が忠勇画像を拝した張巡(ちょうじゅん)見なせえ皆これ天下の英傑だんベエこれこそ天下の将帥(しょうすい)と言われるそれに何ぞや賊の旗の手見るか見えぬにブルブルふるえて兵士を振り捨て一人で欠落(かけおち)馬鹿と言おうか臆病と言おうか文盲滅法(めくらめっぽう)...
中里介山 「大菩薩峠」
...盲滅法に棒暗記をしなければならないような課目が...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...漕ぎ去る舟を目がけて盲滅法に丘の上から岩を投げかけた...
野上豊一郎 「エトナ」
...盲滅法に歩き廻ると...
野村胡堂 「悪人の娘」
...盲滅法に隧道(トンネル)の入口に引返しました...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...盲滅法に突いたにしても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...盲滅法(めくらめっぽう)に一つ一つ実例について調べて行くより仕方がない...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...官は盲滅法としか思われない漠然とした土地をにべも無げに指定した...
本庄陸男 「石狩川」
...」「盲滅法にやつつけて見るか...
牧野信一 「雪景色」
...円タクを盲滅法に市外まで走らせて...
「小祝の一家」
...それから先が盲滅法(めくらめっぽう)に手ッ取り早いんで……篦棒(べらぼう)めえ日本人じゃねえか...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...雑木藪(ぞうきやぶ)の中を盲滅法(めくらめっぽう)に驀進(ばくしん)し初めた...
夢野久作 「笑う唖女」
...敵の逃げるのも盲滅法(めくらめっぽう)だったし...
吉川英治 「三国志」
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