...目鼻立ちの凜(りん)として...
泉鏡花 「印度更紗」
...八重ということし十六になる色白く目鼻立ち鮮やかな大柄な娘と...
太宰治 「新釈諸国噺」
...どう云う目鼻立ちであったか纒(まと)まった印象は残らないながら...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...目鼻立ちの整然とした麗人には違いないけれども...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...きつい目鼻立ちと...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...色の白い目鼻立ちの優しいその弟は...
徳田秋声 「足迹」
...目鼻立ちのキリリとした...
中里介山 「大菩薩峠」
...目鼻立ちの清らかなということにありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...髯(ひげ)も延びるだけ延ばしておそらくは去年から持ち越したものと思われるが目鼻立ちはほかの連中とは比較にならぬほど立派である...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...そんな目鼻立ちなどを...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...目鼻立ちも端麗に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...目鼻立ちは確りして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ハーキュリーズはとても大きな目鼻立ちをしたその顔を見ました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...目鼻立ちの立派な兄文治と...
森鴎外 「安井夫人」
...キリキリとした目鼻立ち...
夢野久作 「名君忠之」
...紫の頭巾につつまれたその際(きわ)だった目鼻立ちの美しさに...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼女の高貴めいた身装(みなり)だの端麗(たんれい)な目鼻立ちが...
吉川英治 「魚紋」
...しかし、色は白いし、目鼻立ちもよく、容貌では較べものにならない...
吉川英治 「新書太閤記」
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