...生憎ひとつの叢林が目路を遮つてしまつた...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
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伊良子清白 「孔雀船」
...目路(めじ)のかぎり島もなく...
江戸川乱歩 「影男」
...舟漕ぐ目路(めぢ)にと輕くすゑぬ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...うらびれし目路(めぢ)の眺(なが)めに...
薄田淳介 「白羊宮」
...苅小田(かりをだ)の目路(めぢ)や...
薄田淳介 「白羊宮」
...目路(めじ)のはての...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...右にも左にも目路のつづく限り涯しない野原だの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...しかし道路は目路(めぢ)の限り右も左もしんとして物の影もなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...目路(めじ)をさえぎる灰色の雪が雲海のように蔽(おお)いかぶさり...
本庄陸男 「石狩川」
...よしや目路のかぎりが再びいつかの大地震のときのよう大焼野原になってしまったとて唯ひとつ私には...
正岡容 「小説 圓朝」
...目路の限りの暗がりのなかに...
正岡容 「寄席」
...かの天(あめ)に住む八百星(やほぼし)はかたみに目路(めぢ)をなげかはせ...
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...だんだんと私の目路から去つて行きました...
水野仙子 「道」
...「来目路(くめじ)の橋」というのに詳しく記してある...
柳田国男 「雪国の春」
...ひろびろしたる明日(あす)の日の目路(めぢ)に入(い)るをば防ぎたり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...かの天(あめ)に住む八百星(やほぼし)はかたみに目路(めぢ)をなげかはせ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...目路(めじ)のかぎりな芦の州(す)から葭(よし)の汀(なぎさ)とつづいて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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