...生憎ひとつの叢林が目路を遮つてしまつた...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...黄な蝶のつういと飛べば目路(めじ)も黄に十月七日 句謡会...
高浜虚子 「五百五十句」
...築地二丁目路地裏の家漸く空きたる由...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...目路(めじ)のはての...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...右にも左にも目路のつづく限り涯しない野原だの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...目路のつづく限り...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...野に低く雲がおりて目路(めじ)を蔽(おお)った...
本庄陸男 「石狩川」
...目路(めじ)のたかさに舂(うすづ)いた陽は...
本庄陸男 「石狩川」
...目路(めじ)をさまたげる立木も伐り倒した...
本庄陸男 「石狩川」
...よしや目路のかぎりが再びいつかの大地震のときのよう大焼野原になってしまったとて唯ひとつ私には...
正岡容 「小説 圓朝」
...目路の限りの暗がりのなかに...
正岡容 「寄席」
...目路の果てをその小さな汽車の尾が曲って消えていってしまったとき...
正岡容 「寄席」
...かの天(あめ)に住む八百星(やほぼし)はかたみに目路(めぢ)をなげかはせ...
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...だんだんと私の目路から去つて行きました...
水野仙子 「道」
...「来目路(くめじ)の橋」というのに詳しく記してある...
柳田国男 「雪国の春」
...ひろびろしたる明日(あす)の日の目路(めぢ)に入(い)るをば防ぎたり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...かの天(あめ)に住む八百星(やほぼし)はかたみに目路(めぢ)をなげかはせ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...目路(めじ)のかぎりな芦の州(す)から葭(よし)の汀(なぎさ)とつづいて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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