...目貫(めぬき)も揃(そろ)つて...
泉鏡花 「印度更紗」
...目貫(めぬき)の場所であって...
海野十三 「空襲葬送曲」
...此度の『それから』でも目貫(めぬき)な事件に取りかゝらうといふ前で筆を止めて居る...
田山録弥 「文壇一夕話」
...支那(シナ)料理などの目貫(めぬき)の商店街であったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...腰の刀をはづして目貫の象嵌にそれを流し込んでみた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...目貫(めぬき)をどうとかする真鍮の才槌だの...
中勘助 「銀の匙」
...この別天地では目貫きの大通であるらしい...
永井荷風 「寺じまの記」
...このくらいの縁頭や目貫は...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすが目貫(めぬき)の両替町(りょうがえちょう)もほとんど人通りが絶えて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...名作の鍔(つば)や目貫(めぬき)は言うまでもなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...目貫(めぬき)まで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...偽(にせ)の銘(めい)まで切らせました」「拵えは?」「鞘(さや)も柄(つか)も目貫(めぬき)も鍔(つば)も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金具は後藤の目貫や...
山本笑月 「明治世相百話」
...目貫(めぬき)の十字路に聳立(しょうりつ)する分離派式五層モダン建築...
夢野久作 「二重心臓」
...刀の目貫(めぬき)を見覚えられないためか...
吉川英治 「大岡越前」
...なれなれしく竹童の帯(お)びている般若丸(はんにゃまる)の鍔(つば)や目貫(めぬき)をなでまわしながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...『万一、あの目貫が、他人手(ひとで)に渡っては、われ等父子、御恩のある方へ、生涯(しょうがい)あわせる顔もなく、又、せっかくお骨折(ほねおり)くだされている仕官の口も、失うてしまわなければなりません』『ご尤です、お察しはいたしますが』『決して、元金利子共、一文も御損はおかけいたさぬつもり...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...金目貫(きんめぬき)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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