...そんな目的なしに彼處へ入つて見給へ...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...人が目的なしに書いたものが著述となる傾きがある...
内藤湖南 「支那目録學」
...国家として、目的なしに、こういう巨額の予算を支出するはずはないので、これには立派な目標があった...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...かく目的なしに歩(ある)いてゐる事(こと)が...
夏目漱石 「それから」
...かく目的なしに歩いている事が...
夏目漱石 「それから」
...しかもそれは別にこれという目的なしにいただいたのだから彼は平生でも...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...絵かきが目的なしに線をひいたりするたぐいの...
平林初之輔 「四月号の創作三つ」
...この二時間近くの目的なしの散歩の間に妾たちがどんな話をしたかは一々おぼえていますけれど...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...目的なしに苦学した者であるが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...当地においてはもはや目的なしとて...
福田英子 「妾の半生涯」
...見当も有りもしないのに無暗(むやみ)に辞(ことわ)ッておしまいなすッたの」「目的なしに断わると云ッては或(あるい)は無考(むかんがえ)のように聞えるかも知れませんが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...規則的な目的なしに暮している人々を...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なんらかの主体的な意思または目的なしに政治を行うなどということは...
矢部貞治 「政治学入門」
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