...店の人は糸目をつける...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...若い女と目をつける樣になつたと考へられるだけ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...壁に張りつけてあるダムの断面図(だんめんず)に目をつけると...
海野十三 「超人間X号」
...もう一つ目をつけるべきところがある...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...あるいはお互いの身の上にのみ目をつけることに特に忙しかったのか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私は以前病気で居る間からぼうつとして畢つて居る時は或物に目をつけると喪心したやうに何時までも見て居るのが癖であつた...
長塚節 「隣室の客」
...でも三輪の親分が目をつけるやうぢや油斷がなりませんね」「お前の調べはどうだ」「直助は米相場のコの字も知りませんよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...神佛のものにまで目をつけるやうなことはございません」と少し突つかゝり氣味に言ひ放ちます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...絲目をつける代物ぢやありませんよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「はじめに目をつけるのは風の便りというものでしょうか...
本庄陸男 「石狩川」
...この武家のすがたに目をつけるものもなく...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ツヤ子に目をつける)……やあツヤ君……どうしたねその後? まだ映画には出ないのかね?ツヤ ……もう私...
三好十郎 「猿の図」
...宮のお見つけになった右近は服地に折り目をつけるために身をかがめながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また長い自分の経験から不良工員のほうに目をつけるのが採るべき道であるようにも思われたのである...
森下雨村 「五階の窓」
...皆が目をつけるだらう...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...「短刀?」「ウム」「一尺ばかりの短刀ですって」「ウ……」「親分がそれまでに目をつけるからには...
吉川英治 「江戸三国志」
...ここぞと思う富豪の邸へ目をつけると...
吉川英治 「三国志」
...その人品骨柄に目をつけるとかいうことをしないで...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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