...中でも目ぼしいのは...
芥川龍之介 「偸盗」
...犯人は何一つ目ぼしい証拠を残していなかった...
海野十三 「超人間X号」
...節子の箪笥(たんす)に目ぼしい着物がなくなったと見るや...
太宰治 「花火」
...自分で目ぼしい敵を組み伏せて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...みんな慾の深そうな顔をした婆さんや爺さんが血眼(ちまなこ)になって古着の山から目ぼしいのを握(つか)み出しては蚤取眼(のみとりまなこ)で検査している...
寺田寅彦 「札幌まで」
...市中の目ぼしい建物に片ッぱしから投げ込んであるくために必要な爆弾の数量や人手を考えてみたら...
寺田寅彦 「流言蜚語」
...少し目ぼしいものは大概金にして送ってやってしまったし……...
徳田秋声 「新世帯」
...目ぼしい人々は出席せず...
豊島与志雄 「自由人」
...目ぼしい商売店を片っぱしから...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...何も目ぼしいものがなかつた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...何か目ぼしい事件があると忘れずにそれをつけさせたし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...周囲の目ぼしい檀徒を自分の寺にひき入れたことがあった...
柳田国男 「故郷七十年」
...目ぼしい大通(おほどほり)を歩いて人道(じんだう)から人道(じんだう)へ越すときの危険(あぶ)なさ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...目ぼしい金属品(かねめ)を三ツ四ツ抜いたんですが...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...十日ほどの間に目ぼしい所を大体回ってしまうような...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...この冒険に乗り出した先駆者たちの中で特に目ぼしいのは...
和辻哲郎 「鎖国」
...そこで計画されたのが宴会の席上で目ぼしいスペイン人を鏖殺することであった...
和辻哲郎 「鎖国」
...その間のキリシタン伝道の目ぼしい事件のなかに...
和辻哲郎 「鎖国」
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