...そして端の方をもって……」赤星探偵は六尺もあろうと思われる受信機の目盛盤(ダイヤル)を左の方から一つ一つ点検して行きました...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...飛び入りの猿田飛行士が複雑な配電盤を守っていた...
海野十三 「月世界探険記」
...きっとあれは『空飛ぶ円盤』の一種だろうから...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...明智の指が鍵盤に触ると...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...これを見ていると当時の地盤の揺れ方がおおよそどんなものであったかという想像がつくような気がした...
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」
...稀(まれ)にはしなやかな小さな十六盤橋(そろばんばし)を見せて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「搾取なき天地」等々という精神的な地盤にその根を持っているのである...
戸坂潤 「社会時評」
...粒(つぶ)は小(ちひ)せえ方(はう)だな」商人(あきんど)はゆつくり十露盤(そろばん)の玉(たま)を彈(はじ)いて「四十六錢(せん)八厘(りん)六毛(まう)三朱(しゆ)と成(な)るんだが...
長塚節 「土」
...空はぼんやりと石盤色であるのです...
中原中也 「在りし日の歌」
...草鞋の紐を結ぶと宿から盤梯餅を馳走されて...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...フト旋盤に送りをかけて...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...現在でも算盤(そろばん)が持てず...
火野葦平 「糞尿譚」
...闘球盤など一寸やってみたが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...まるで光つてゐる圓盤の上をたえず横ぎる狹いリボンのやうに...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...将棋(しょうぎ)盤や碁(ご)盤を持込んで...
水上滝太郎 「遺産」
...花為白玉盤...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ルーレットの盤の停止点を見詰めるように...
横光利一 「鵜飼」
...そこの杯盤狼藉(はいばんろうぜき)のすきを窺い...
吉川英治 「私本太平記」
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