...そして早速(さっそく)宝物の音盤と...
海野十三 「暗号音盤事件」
...丁度(ちょうど)ラジオ受信機の目盛盤(めもりばん)を廻すと...
海野十三 「キド効果」
...S子も帰る時には本立へかたづけて行く算盤が...
江戸川乱歩 「算盤が恋を語る話」
...絞盤をして錨を捲き揚げ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...貸し方の男には常住坐臥不断に片手に十露盤(そろばん)を持つべしと命じて迷惑させるのも心理的である...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...盤台を地面におろす...
寺田寅彦 「試験管」
...先づ権力に接近するの地盤を作るに努めたり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...これは両手に一つずつ円盤をさげてついて行った...
中島敦 「プウルの傍で」
...常盤木の枝重たげなのも美しい...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...地盤の響きに、満泓(まんおう)の波が底から動くのだから、表面が不規則に曲線を描くのみで、砕(くだ)けた部分はどこにもない...
夏目漱石 「草枕」
...盤上には数通の書簡がおとなしく待っていたのである...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...大きな噴水盤のへりに...
堀辰雄 「噴水のほとりで――」
...笠は水盤によせかけあり...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...盤中の肉飯を以て狗に与うるに狗わず...
南方熊楠 「十二支考」
...ところ/″\にポツンと焼け残りの土蔵が盤面に将棋の駒を竪(たて)に置いたやうに半壊の姿を曝(さら)してゐ...
宮地嘉六 「老残」
...荒蕪な杯盤の上に...
三好達治 「測量船」
...あれ見ィやれむゥこう見ィやれ六まい屏風(びょうぶ)にすゥごろくすごろォくに五ォばん負けて二ィ度と打つまいかァまくら鎌(かま)くゥらにまァいるみィちでつゥばき一本見ィつけた屏風(びょうぶ)とか双六盤(すごろくばん)とかは...
柳田国男 「母の手毬歌」
...すぐ酒盤(しゅばん)が出る...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索