...もうこれ丈けかと思ひ乍ら自分は此時算盤の上に現はれた八四・七九という數を月表の出席歩合男の部へ記入しようと...
石川啄木 「雲は天才である」
...たとえば真名盤(まなばん)の香(こう)を(た)いたようなのが...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...八面玲瓏(れいろう)の椿岳の才機は伊藤を助けて算盤玉以上に伊藤を儲(もう)けさしたのである...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...そして端の方をもって……」赤星探偵は六尺もあろうと思われる受信機の目盛盤(ダイヤル)を左の方から一つ一つ点検して行きました...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...碁盤の上に石をならべていました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...はじめて常盤樹(ときわぎ)でない緑の色を見る...
谷譲次 「踊る地平線」
...是れ地盤(じばん)の震動である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...従って之を地盤としない論理は常に原則的に一定の虚偽形態を有つのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...大学の物質的な地盤と観念的活動との間に歪が這入った...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...その思想体系・運動様式・社会的地盤・主体(思想乃至運動を担う担い手)との四つの主な点から観察されねばならぬ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...(ここに範疇論の科学的地盤がある...
戸坂潤 「範疇の発生学」
...「これは軽い」洗水盤(みたらし)の石を発止(はっし)と打つと...
中里介山 「大菩薩峠」
...将棋盤みたいな市松模様の...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...これを伝手(つて)に商売をしようとぬけめなくそろ盤をはじいていた...
本庄陸男 「石狩川」
...この金で店と鐵の砧盤とを手にいれたら...
室生犀星 「汽車で逢つた女」
...双六盤を床脇へ片寄せて...
吉川英治 「江戸三国志」
...ここの一天地を棋盤(きばん)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...碁盤(ごばん)を投げつけた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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