...水商売の女性たちの参詣が盛んであるようですが...
淡島寒月 「寺内の奇人団」
...残雪は多く、きれいで、日は永く、鳥は盛んに鳴き、おまけに何やかや、食える植物がふんだんにある...
石川欣一 「可愛い山」
...必ず国家は盛んになる...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...その日も今日のように盛んな披露会が...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...短かい裾を盛んにまくりあげては足を高くあげて見せる...
大杉栄 「日本脱出記」
...之に熱心に傾聴しながら盛んに自分の意見をんだそうである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...怪文書は五・一五事件当時も盛んであったが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...虚子氏も再び俳句を作って今日の如く盛んに後進を率いる事にもなって「ホトトギス」は相替らず元祖俳誌となっている...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...二度褒美(ほうび)を貰(もら)い少し名前が売れ出したと思うともう一廉(ひとかど)の大家(たいか)になりすました気で大(おおい)に門生を養い党派を結び新聞雑誌を利用して盛んに自家吹聴(ふいちょう)をやらかす...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...「すわ!」吉村右京は血気盛んの壮者(わかもの)であったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...祖父の話が皆なの口に盛んにのぼつてゐた時...
牧野信一 「地球儀」
...昔独逸では戸外に盛んに発砲する習慣があつたさうです...
三木清 「消息一通」
...今日では汽車や自動車が盛んに通るようになり...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...己に盛んに飲食させながら...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...盛んに粧(よそお)いを凝らして後...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...盛んに噴火をし始めたので...
柳田國男 「日本の伝説」
...しかし貿易は益々盛んとなり...
和辻哲郎 「鎖国」
...造像起塔を盛んにするごときはもとより仏法興隆ではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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