...よく諸方の盛り場に行きました...
石川三四郎 「浪」
...夏の夕の五時以後は盛り場の新宿のことで...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...大体私が盛り場の近くに部屋を借りたのは...
高見順 「如何なる星の下に」
...できそうもないならできそうになるように盛り場の方へ行くべきところである...
高見順 「如何なる星の下に」
...宅(うち)に近い盛り場にあるある店の看板は...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...許可地以外に喰(は)み出ることを許されない盛り場としてはそこへ割り込むのも容易ではなかった...
徳田秋声 「縮図」
...自分はその足で両国の盛り場へ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...盛り場の人垣の中...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...東両国の盛り場に差しかかったのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...盛り場の方では今でもチンドン屋が騒ぎ廻ってゐた...
原民喜 「閑人」
...多くは場末(ばすえ)の盛り場になっている...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...盛り場へ行かなければ...
牧野信一 「途上日記」
...どっか盛り場にでも出かけて行ってやろうかと思ってる...
三好十郎 「その人を知らず」
...ロ市の盛り場一帯に鬱然たる勢力を張っておりましたが小生は同人と交際を結ぶや...
夢野久作 「暗黒公使」
...浅草観音堂を中心とした盛り場を程遠くないようですが...
吉川英治 「江戸三国志」
...駕は城下の盛り場に曲げられました...
吉川英治 「江戸三国志」
...とッとと何処へでも消え失せろ」なにしろ盛り場の真昼である...
吉川英治 「新・水滸伝」
...宋江はよく郊外の仏寺や盛り場などを見物に出歩いたが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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