例文・使い方一覧でみる「盗み」の意味

...小町が明日の歌を独吟するのを盗みきいてしまいました... 小町が明日の歌を独吟するのを盗みきいてしまいましたの読み方
上村松園「謡曲と画題」

...恐怖王は以前布引照子という娘さんの死骸を棺のまま盗み出したことがあります...
江戸川乱歩「恐怖王」

...豚がゐると知つたら屹度盗み出さうとするに極（きま）つてる... 豚がゐると知つたら屹度盗み出さうとするに極つてるの読み方
薄田泣菫「茶話」

...「何とて女（め）の盗み出すべき... 「何とて女の盗み出すべきの読み方
田中貢太郎「蛇性の婬」

...それにしても彼は自分が盗みをしようとした考えにこだわっていて...
富ノ沢麟太郎「あめんちあ」

...しかし猫（ねこ）や雀（すずめ）のように快活に盗みをやり... しかし猫や雀のように快活に盗みをやりの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...盗み笑いをしていた... 盗み笑いをしていたの読み方
直木三十五「南国太平記」

...こうして現に盗み見をしている自分であること... こうして現に盗み見をしている自分であることの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...しきりに歎息しているのを盗み聴いて... しきりに歎息しているのを盗み聴いての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...東叡山（とうえいざん）御造営の大事な見積り書を盗み出させ... 東叡山御造営の大事な見積り書を盗み出させの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...斑組六人男が盗み溜めた二万両の金... 斑組六人男が盗み溜めた二万両の金の読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...心ならずも盗み聞きした二人が聞いた大将の言葉は... 心ならずも盗み聞きした二人が聞いた大将の言葉はの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「王冠の重み」

...たゞ時々フロラの横顔を盗み見るだけであつた... たゞ時々フロラの横顔を盗み見るだけであつたの読み方
牧野信一「ガール・シヤイ挿話」

...ハンケチを盗み取って来ると... ハンケチを盗み取って来るとの読み方
松永延造「職工と微笑」

...支えの柱が折れてしまったのです」「人にけがはなかったか」「木を盗みに来たやつらが落ちました」と足軽は手まねをして云った...
山本周五郎「ちくしょう谷」

...「あたしが証書を盗みだしたのは... 「あたしが証書を盗みだしたのはの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...そっとお室（へや）へ行って床の間の手箱をあけて丸薬の袋を盗み出しました... そっとお室へ行って床の間の手箱をあけて丸薬の袋を盗み出しましたの読み方
夢野久作「若返り薬」

...厩（うまや）の赤兎馬を盗みだそうとしたところ... 厩の赤兎馬を盗みだそうとしたところの読み方
吉川英治「三国志」

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