...だから飯盒が真黒に煤ける...
石川欣一 「比島投降記」
...それに飯盒を入れてはリスター・バッグが何の役にも立たぬことが分らぬとは...
石川欣一 「比島投降記」
...飯盒で飯をたいたことがある...
梅崎春生 「狂い凧」
...ごく小さな金の盒であったが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...いつの間にか帯革ごと剣や弾盒も棄て...
田中英光 「さようなら」
...飯盒を貰つて戻る...
種田山頭火 「行乞記」
...飯盒の飯はうまい...
種田山頭火 「行乞記」
...飯盒を持つてゆくのだが...
種田山頭火 「行乞記」
...ベルを鳴らして朱肉の盒(いれもの)を取り寄せ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...シャツ一枚になり丸い帽子をかぶってわきに火薬盒(かやくごう)を下げてる者もあり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一つの弾薬盒(だんやくごう)が空になり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彫三島(ほりみしま)の松の葉の香盒(こうごう)が紛失したから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今度は飯盒(はんごう)から米がゆを鉢に入れた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...飯盒を貸してくだされば...
久生十蘭 「肌色の月」
...唐獅子(からじし)の陶器の香盒(こうごう)を置く...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...その骨折りのお礼に胡椒盒のようにさんざん穴をあけられた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...脂(あぶら)ののッた美味(うま)い羊の焼肉を大きな盒(ふたもの)へいれて...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索