...益益詩に自信をもち得ない...
萩原朔太郎 「青猫」
...いよいよ益益詩的感興の高潮せる絶頂に我等を運んで行くのである...
萩原朔太郎 「青猫」
...益益子供等は父を憎むのである...
萩原朔太郎 「宿命」
...いよいよ益益寂しくなり...
萩原朔太郎 「宿命」
...被告は益益萎縮して益益しどろのことを云ひ立てる...
平出修 「公判」
...両肩が強(きつ)く骨立つて頸(くび)が益益長く見える...
平出修 「公判」
...また『万葉集』の十一の巻に烏玉(ぬばたま)の黒髪山(くろかみやま)の山草(やますげ)に小雨(こさめ)ふりしき益益(しくしく)思(おも)ほゆという歌があるが...
牧野富太郎 「植物記」
...挽回しようとして益益積極におやりになる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分はこの詩集を土台にして益益幸福になりたい...
室生犀星 「愛の詩集」
...かいたことによつて益益よくなることを信じた...
室生犀星 「愛の詩集」
...そのことによつて益益より高い幸福を求めることに多くの悩み多い日夜をその生涯に於て送ることを覚悟したのであつた...
室生犀星 「愛の詩集」
...よくない経験によって益益(ますます)よくない傾きに墜ちさせてゆくことを考えると...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...又そうすることに依って彼自身の内部が益益荒頽(こうたい)してゆくことをも考えなかったのであった...
室生犀星 「幻影の都市」
...私は心の中で益益(ますます)ひどい寂しさをかんじた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...いつも思うことながら私の気を益益鬱ぎ込ませた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...しかし彼女は益益(ますます)はげしく...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...あたまは益益いたむが...
室生犀星 「笛と太鼓」
...私は益益ひどく一人ぼっちになった...
室生犀星 「幼年時代」
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