...鼠(はりねずみ)のような頭の□□は益々ガチ/\していたが...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...病は平癒(へいゆ)せざるのみか益々重る一方であった...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...益々若者の駈込むのが多くなった...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...益々(ます/\)趣味(しゆみ)を感(かん)じて來(き)た...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...然るに廿七年の洪水にて鑛毒の流出益々多大なるの實況を見るや...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...一方には益々やらかして居る...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...この点認識という言葉については益々そうだ...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...眼は益々冴えて来た...
豊島与志雄 「足」
...問題は益々こんがらかってゆくばかりだから...
豊島与志雄 「好意」
...益々眼が冴えていった...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...風は益々激しくなってきた...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...益々深く彼のうちに喰い込んでいった...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...之を他の古書に考へて見るに益々その疑問を深くする...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...私の『西遊記』の夢は益々本物になって来た...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...――ところが主人の彌八は益々丈夫で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...益々磨きがかゝるやうだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...益々(ます/\)速(はや)く走(はし)りました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...益々不平の念が昂(たか)まって来た...
夢野久作 「暗黒公使」
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