...あの皸(ひび)だらけの頬(ほほ)は愈(いよいよ)...
芥川龍之介 「蜜柑」
...不相變(あひかはらず)皸(ひび)だらけの頬(ほほ)を萌黄色(もえぎいろ)の毛絲(けいと)の襟卷(えりまき)に埋(うづ)めながら...
芥川龍之介 「蜜柑」
...横なでの痕(あと)のある皸(ひび)だらけの両頬(ほお)を気持の悪い程赤く火照(ほて)らせた...
芥川龍之介 「蜜柑」
...相不変皸(あいかわらずひび)だらけの頬を萌黄色の毛糸の襟巻に埋めながら...
芥川龍之介 「蜜柑」
...横なでの痕のある皸(ひび)だらけの両頬を気持の悪い程赤く火照(ほて)らせた...
芥川龍之介 「蜜柑」
...あの皸(ひび)だらけの頬は愈(いよいよ)赤くなつて...
芥川龍之介 「蜜柑」
...不相変(あひかはらず)皸(ひび)だらけの頬を萌黄色の毛糸の襟巻に埋めながら...
芥川龍之介 「蜜柑」
...皸(あかぎれ)の薬に致します...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...お増はもうとうに皸を切らしているでしょう...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...この間も湯に這入る時にお増が火を焚(た)きにきて非常に皸を痛がっているから...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...妻の手足は直ぐ皸(ひび)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...時とするとジャン・ヴァルジャンはコゼットの皸(ひび)のきれたまっかな小さい手を取って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...透きまもなく繁りあった雑木のなかに皸(ひび)だらけの獰猛な腕をひろげた栗の木の姿はあっぱれ武者ぶりではあるがかんじんの栗は一つもない...
中勘助 「島守」
...さればといって稲舂(つ)けば皸(かが)る我が手を今宵もか殿の稚子(わくご)が取りて嘆かむ(万葉集巻十四...
中谷宇吉郎 「雪」
...それに這入つてゐる皸(ひび)のやうな條...
北條民雄 「続癩院記録」
...皸が一ぱいに切れてゐた...
水野仙子 「四十餘日」
...もう皸(ひび)がきれていた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...これも同じく隠しようのないままに残されていた皸(ひび)だらけの足の踵(かかと)も...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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