...彼女は、人の言葉よりも皮相的な印象を与える...
...皮相的に見えるかもしれないが、実際にはその問題は深刻だ...
...皮相的な外見だけでなく、内面も重要だ...
...その評論家は、あまりにも皮相的な批評をすることで有名だ...
...皮相的な評価だけでなく、全体的な視点が必要だ...
...皮相的な傍観者の眼には...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...義雄は一方に森本の極(ごく)皮相的な...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...漸次に皮相的妥協を進めて行く...
大杉栄 「征服の事実」
...これを省いてはとうてい皮相的にとどまるをまぬがれぬ...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...しかしここでもし下手(へた)な監督がこのような筆法を皮相的にまねてこれに似たことをやったとしたら...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...われわれの日常生活の皮相的推移の見本がそっくり...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...それが陽気で眩目的(げんもくてき)であるだけに効果は大概皮相的で...
寺田寅彦 「神田を散歩して」
...あまりに皮相的な軽率な類推の危険な事を今さらのように思ってみたりした...
寺田寅彦 「芝刈り」
...現代に隆盛を極めている各方面の通俗的な雑誌はこういう安価で軽便な皮相的な知識を汽車弁当のおかずのごとく詰め込んであるが...
寺田寅彦 「夏」
...きわめて皮相的ながらのぞいて見るような行きがかりになって来たのである...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...論理の問題を皮相的なものに終らせたのであった...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...両者の至極皮相的な連関を本質的なものと思い誤らせる結果になるだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...皮相的なものではあるが...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...軽微な皮相的なものにすぎないのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...皮相的ですらあろう...
三木清 「生存理由としての哲学」
...皮相的な、浮きあがった表現の著しい例をわれわれは、この小説のクライマックスともいうべき「共同視察」の場面に発見する...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...私は極めて皮相的な一読者でしかないことを認めざるを得ない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私は自分がルネッサンスについて今まで皮相的にしか知らず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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