...ニューヨークを皮切りに地球上の国々で長期興行の記録を作っていった...
海野十三 「恐竜島」
...それが爆撃の皮切りであった...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...出て来たのじゃないか」衆人のなかから誰かがそういい放ったのを皮切りに...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...談話(はなし)の皮切りとなり...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...僕は皮切りをしたのだから後は知らないと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そして老人も今年を皮切りにこれから年々つづけると云って...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...皮切りだからどうせおかしいよ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...皮切りは皮切りに違いない...
戸坂潤 「社会時評」
...白井喬二の「神変呉越草紙」などといふ大衆文学の皮切りの作品を出したし...
直木三十五 「貧乏一期、二期、三期」
...怖い話の皮切りが出たな...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを皮切りに展開されたと言つてもよかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今年の皮切りの闘牛(コリダ)が催されるので...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...円本のゾッキを扱う皮切り...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...「佐久間町が来そうなものじゃないか」と登はもう一と皮切り込んでみた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...まず皮切りが大岡さんの義太夫...
山本笑月 「明治世相百話」
...その皮切りの第一着手であったことも...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...皮切りをやるのはドッチミチ日本の女だってえから豪気(ごうぎ)なもんだよ...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...皮切りにヒョウキンな西洋人の船長が飛出して西洋手品を初める...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
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