...彼は皮一枚で逃げた...
...あと一歩で失敗するところだったが、なんとか皮一枚で成功した...
...あのプレゼントには皮一枚しか値段が変わらない...
...彼女は皮一枚の革のサンダルを履いていた...
...古着屋で、皮一枚のジャケットを見つけた...
...首は俄然喉(のど)の皮一枚を残して...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...毛皮一枚で旅をするインディアンも...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...毛皮一枚は澳門で七十五弗で取引されたと謂はれる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...一昨年の冬にも犬の皮一枚と猟銃と塩一升(いっしょう)だけを身につけて...
中谷宇吉郎 「雪の十勝」
...と春子畫孃(ぐわぢやう)わに皮一枚をものしようと思つてゐる...
長谷川時雨 「夏の夜」
...私の身では思想の皮一枚剥(めく)れば...
二葉亭四迷 「平凡」
...想像に難くないのは人の生死がゴムの薄皮一枚...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...もう何も考えられない」第十章 皮一枚メアリの言葉は本心から出たものだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...皮一枚でつながっている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...林檎に至っては美しい皮一枚の下は真白の肉の色である...
正岡子規 「くだもの」
...殊に大きく象皮一枚を張り...
南方熊楠 「十二支考」
...皮一枚の違いですり抜けて来たんだ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...すでにして又来たるを見れば、さきの皮一枚は、藤を以て繋(つな)ぎ合せて背に負ひ、他の一枚は腰に巻き付けたり...
柳田国男 「山の人生」
...その表面を「コンナ事をしたら笑われる」とか「もし見付かったら大変だ」とかいう所謂(いわゆる)人間の皮一枚で包んで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...両脚はその腿のつけ根のところでペラペラな皮一枚でつながっていて...
蘭郁二郎 「穴」
...ぼんのくぼの甘皮一枚で僅かに胴と続いてるだけの話だ……』『………………………………』『女の方を殺(や)っちゃうと...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
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