...白皙(はくせき)にして甚だ端正...
泉鏡花 「一景話題」
...青年の白皙(はくせき)な...
海野十三 「恐怖の口笛」
...白皙(はくせき)の顔を真赤にして...
太宰治 「惜別」
...白皙(はくせき)美人のそうした姿態にも...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...たとい人工的であっても矢張白皙(はくせき)の肉体が醸(かも)す幻想を破りたくないような気がして...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...白皙な顔容に長髪...
豊島与志雄 「碑文」
...――長身白皙(はくせき)のコールマン髭ではありませんか...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...白皙の肌の匂ひと...
萩原朔太郎 「ラムネ・他四編」
...白皙(はくせき)...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...白皙(はくせき)の西洋婦人(ひとたち)にもおとらないほど...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...それは年のころ卅歳ばかりの白皙美髯の青年紳士で...
久生十蘭 「魔都」
...父のそばに机を置いて詩をかいたことを思へば私は童顔白皙な額にその微笑を思ひ出すのだ...
室生犀星 「愛の詩集」
...「古(むか)し我先人が文明を買ひし価(あたひ)は国を亡(うしな)ふ程に高直なりき」と白皙(はくせき)人種に駆使せられながら我子孫のツブヤカんことを...
山路愛山 「英雄論」
...蒼いほど澄んだ白皙(はくせき)の面を伏せ...
山本周五郎 「菊千代抄」
...皮膚は白皙(はくせき)でありながら萎(しな)びた日陰の美しさではない...
吉川英治 「三国志」
...五歳の白皙明眸(はくせきめいぼう)な青年で...
吉川英治 「新書太閤記」
...端麗で白皙(はくせき)な青年は俗界の塵(ちり)の何ものにもまだ染まっていなかった...
吉川英治 「親鸞」
...曾皙曰く、夫(か)の三子者の言は何如...
和辻哲郎 「孔子」
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