...列座の卿相皆色を失ったということである...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...満堂の画人皆色を失ふ...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...彼等の信仰は皆色彩を異にするけれど...
新美南吉 「海から歸る日」
...感心し乍ら皆色々と彼の経験を尋ねた...
牧逸馬 「上海された男」
...皆色をなしてね、意見らしいものが出ると、同先生が座長に自選していて、そりゃ、君いかんよ、と意志表示をするのですって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...世間の人が皆色情狂になったのでない限は...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...綾羅錦繍(りょうらきんしゅう)触るるもの皆色を変ず...
夢野久作 「暗黒公使」
...このアルカリ分に触れたものが皆色を吸収されて変色しているばかりでなく...
夢野久作 「暗黒公使」
...初めの程のピヤニストの勝(すぐ)れたれば声曲家(せいきよくか)は皆色(いろ)なく見え申し候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...飛騨女は皆色が白く...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...飛騨女は皆色が白く...
吉江喬松 「山岳美觀」
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