...虚偽も皆(みな)跡方もなく一掃せられて了(しま)うであろう...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...小學の課程は皆東京で受けた...
石川啄木 「鳥影」
...それが皆其の晩一晩だけの假の宿だといふことだ...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...人間は皆苦しみに追われて活動しているのだ...
岩野泡鳴 「戦話」
...若し皆が一緒に棄てられるやうなことがあると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...他の諸君も皆その通りである...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...驚くだろうなア皆が...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...支配人もコツクもボーイも誰も彼も皆その周囲に集つて行つて...
田山録弥 「山のホテル」
...一皿皆十圓なり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...僕の遺書が売り物にでも出たらきっと皆が驚くよ...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...あの中に詰めてあるのは皆んな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...皆体で打つかって行きやんさアね...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...皆なの気持を悪くさせて...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...お姉さんは家で皆なに介抱(かいほう)されて死んだのじゃけれど...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...皆おいしがったから...
宮本百合子 「金色の秋の暮」
...もう皆暴露してしまったのであるからとお思いになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...皆古香馥郁たるものなり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...皆読み書きの出来ない人たちであったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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