...通報を迅速的確にする通信連絡機関...
石原莞爾 「戦争史大観」
...有り得べきことではないがしかも的確に現れた...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...自己を通しての人の心の働きを的確に表現しようと試みてゐる...
今井邦子 「水野仙子さんの思ひ出」
...自分で自分の顔の表情を鏡を見なくても常に的確に感知できると誇称している友人...
太宰治 「女類」
...これが的確に国の力をあらわしているのですからね...
太宰治 「惜別」
...それぞれ的確に現状を述べ...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...その第一印象の的確にして過らざるに感心したことがあるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...金の用意のあるあひだに男としての自分がどれだけ女の心をとらへてゐるかをもつと的確に試めして知りたかつた...
室生犀星 「渚」
...的確に云い表わすことはできないが...
山本周五郎 「菊屋敷」
...的確に才次の鼻柱に当り...
山本周五郎 「さぶ」
...伝四郎は考えていることを的確に云いあらわす言葉に苦しむようすで...
山本周五郎 「日本婦道記」
...その目標を的確に突きとめるため...
吉川英治 「上杉謙信」
...たしかに従来の弓よりは的確に望みが遂げられた...
吉川英治 「上杉謙信」
...自身の位置が的確に分らないものだった...
吉川英治 「三国志」
...そのころ矢は的確にそそぎ初め...
吉川英治 「私本太平記」
...すると、追えば追うほど、いよいよ先の男女(ふたり)が、後もみずに逃げだす様子なので、初めの怪しみは、的確に、それと思いこむようになってしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そこからの掩護は的確にききめがあった...
吉川英治 「源頼朝」
...我々はこれらの記録の伝える天皇尊崇の実情を右のごとき祭事の意義において的確につかみ取らなくてはならぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??