...「百千万の計」でよく使われる...
...宝くじで「百千万円」を当てた夢を見た...
...計算が苦手で、百千万を数えるのに時間がかかる...
...スピーチの中で「百千万の感謝を込めて」と言った...
...クラッシック音楽の演奏会で、百千万種類ある楽曲の中から選曲するのは難しい...
...数百千年に亘るその枝葉の変遷の間に常に一貫して認められる指導観念のあることに気が付くであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...其論者の一方は百千年來陳腐なる儒流皇學流の筆法を反覆開陳するのみにして...
飯田平作 「帝室論緒言」
...そも幾百千人の多きぞや...
高山樗牛 「瀧口入道」
...酒の席は、昔も今も同じ事なり、しまいには、何が何やら、ただわあとなって、骨の無い動物の如く、互いに背負われるやら抱かれるやら、羽織を落し、扇子を忘れ、草履(ぞうり)をはきちがえて、いや、めでたい、めでたい、とうわごとみたいに言いながらめいめいの家へ帰り、あとには亭主(ていしゅ)ひとり、大風の跡の荒野に伏せる狼(おおかみ)の形で大鼾(おおいびき)で寝て、女房は呆然(ぼうぜん)と部屋のまんなかに坐り、とにかく後片附けは明日と定め、神棚の桝を見上げては、うれしさ胸にこみ上げ、それにつけても戸じまりは大事と立って、家中の戸をしめて念いりに錠(じょう)をおろし、召使い達をさきに寝かせて、それから亭主の徳兵衛を静かにゆり起し、そんな大鼾で楽寝をしている場合ではありません、ご近所の有難(ありがた)いお情を無にせぬよう、今夜これから、ことしの諸払いの算用を、ざっとやって見ましょう、と大福帳やら算盤(そろばん)を押しつければ、亭主は眼をしぶくあけて、泥酔(でいすい)の夢にも債鬼に苦しめられ、いまふっと眼がさめると、われは百両の金持なる事に気附いて、勇気百千倍、むっくり起き上り、「よし来た、算盤よこせ、畜生め、あの米屋の八右衛門(はちえもん)は、わしの先代の別家なのに、義理も恩も人情も忘れて、どこよりもせわしく借りを責め立てやがって、おのれ、今に見ろと思っていたが、畜生め、こんど来たら、あの皺面(しわづら)に小判をたたきつけて、もう来年からは、どんなにわしにお世辞を言っても、聞かぬ振りして米は八右衛門の隣りの与七の家から現金で買って、帰りには、あいつの家の前で小便でもして来る事だ...
太宰治 「新釈諸国噺」
... 200イタケー邊土の民族の中に育てど百千の策に巧みに賢明の言をしばしば出すもの』アンテーノール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...自我得佛来 所経諸劫数無量百千萬 億戴阿僧祇常説法教化 無数億衆生令入於佛道 ……………この経を二回繰り返し...
豊島与志雄 「霊感」
...――幾百千人の信徒から集めた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...其これを与うるの間に母徳無形の感化力は有形物に優ること百千倍なるを忘る可らず...
福沢諭吉 「新女大学」
...所謂儒流の故老輩が百千年来形式の習慣に養われて恰も第二の性を成し...
福沢諭吉 「新女大学」
...其論者の一方は百千年來陳腐なる儒流皇學流の筆法を反覆開陳するのみにして...
福沢諭吉 「帝室論」
...百千年來絶て無きものが...
福沢諭吉 「帝室論」
...百千(ももち)に...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...さるに彼(かの)數百千家はその名...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...5085百千の馬鹿げた事を包んでいるこの世界は一人(ひとり)の大きな馬鹿ものに相違ありませぬ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...この百千の枝の囁く揺(ゆら)ぎ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...……この婦人たちを忘れては百千の烈女伝も意味がない...
山本周五郎 「日本婦道記」
...めでたくも百千(もゝち)の色のさかづきに夏より秋を注(つ)ぎながら...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...百千道の説著(せつじゃく)あるべきなり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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