...「百も承知だ」と言って彼女の言い分を理解した...
...彼はその結果を百も承知していたが、それでも挑戦した...
...彼女は先生からの指示を百も承知して、課題に取り組んだ...
...「百も承知です」と言って、質問に答えた...
...その案件については、彼女が百も承知しているので、任せておいても安心だ...
...何とか一ト言ぐらい……」「どういえばいいというんだ?」「どういえばいいかしらないけれど……そんなこたア百も承知しているくせに……モウ今が別れだというのに一ト言も……あんまりだからいい!」「おかしなことをいうやつだな! どういえばいいというんだ?」「何とか一ト言くらい……」「エーくどい!」ト忌々しそうに言ッて...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...むしろその場の潤色に用いられたものにすぎないことを彼は百も承知していたのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...しかし百も承知の上でやったことならば...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...一番眞劍な事を百も承知のガラツ八は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんな事は百も承知の助の石原の利助が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の顏の醜(みにく)いことを百も承知をして居りますから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の顔の醜いことを百も承知をしておりますから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――性根の良いことは一緒に暮している新吉が百も承知ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その嫉妬(しつと)を恥かしいことだとは百も承知して居るが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こういう途轍もないマデラ酒がお気に召す地主連の味覚を百も承知で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...大業は百も承知、二百も合点である...
正岡容 「我が圓朝研究」
...相手の督促にきたことは百も承知のそれが気になって気になってたまらないものだから「宗悦よくきた...
正岡容 「我が圓朝研究」
...孤立の不便と不利益を百も承知していながら...
三好十郎 「恐怖の季節」
...あたぼうよ、今時に朝夕泣いていねえ百姓なんどザラにゃ居ねえ、百も承知だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...百も承知だ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...実は私は自分が悪いということを百も承知しているのだが悪というものは何といったって面白い...
横光利一 「機械」
...百も承知のうえで執事の重職に用いていた...
吉川英治 「私本太平記」
...百も承知していながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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