...彼は既に白首だが、まだ現役で働いている...
...総理大臣の白首節目の記念式典が行われた...
...白首の父が、初孫のお祝いに華やかな宴を催した...
...白首の夫婦は、結婚50周年の記念旅行に出かけた...
...熱心に勉強したお陰で、白首になる前に有名大学の教授に就任した...
...十二階が崩壊しても階下に巣喰った白首(しろくび)は依然隠顕出没して災後の新らしい都会の最も低級な享楽を提供している...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...何でもその当時巴里で名うての白首(しろくび)を情婦にして...
薄田泣菫 「茶話」
...然るに浜町の白首...
永井荷風 「桑中喜語」
...遂に芸者組合より苦情出で内々その筋へ歎願密告せしかば大正五年四月の頃より時の警視総監西久保某といへる人命令を部下の角袖(かくそで)に伝へてどしどし市中の白首を召捕(めしと)りけり...
永井荷風 「桑中喜語」
...以後浜町蠣殻町辺には白首の優物(ゆうぶつ)跡を絶ち...
永井荷風 「桑中喜語」
...地獄白首のことを書きたるものに至つては晨星寥々(しんせいりょうりょう)たるの感あるは何ぞや...
永井荷風 「桑中喜語」
...白首の事より外(ほか)には知らぬ人といはれては...
永井荷風 「桑中喜語」
...カッフェーの女給仕は競馬石鹸の匂芬々(ふんふん)として新粧を凝し千束町の白首(しろくび)は更にアルボース石鹸の臭気をいとわず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...繁野友白首でも縊(くく)らなければ追っ付きません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...繁野友白首でも縊(くゝ)らなければ追つ付きません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――夜鷹(よたか)や白首にやるんぢやねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その状馬のごとくして白首...
南方熊楠 「十二支考」
...白首仰顔交喜悲...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...遂作尋常白首人...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...白首即ち矢取女のサービスが過ぎたためか追い追い禁制...
山本笑月 「明治世相百話」
...安ブドウ酒やリキュールぐらいで白首相手の無駄話...
山本笑月 「明治世相百話」
...おおかた大浜(白首街(しらくびまち))のアンチキショウの処へ持って行く金じゃったろ...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...あとに今までよりも白首をふやした上に...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
便利!手書き漢字入力検索