...彼は既に白首だが、まだ現役で働いている...
...総理大臣の白首節目の記念式典が行われた...
...白首の父が、初孫のお祝いに華やかな宴を催した...
...白首の夫婦は、結婚50周年の記念旅行に出かけた...
...熱心に勉強したお陰で、白首になる前に有名大学の教授に就任した...
...いつもは顏をみせない白首態の女が客といつしよに...
心猿 「露伴忌」
...何でもその当時巴里で名うての白首(しろくび)を情婦にして...
薄田泣菫 「茶話」
...以後浜町蠣殻町辺には白首の優物(ゆうぶつ)跡を絶ち...
永井荷風 「桑中喜語」
...地獄白首のことを書きたるものに至つては晨星寥々(しんせいりょうりょう)たるの感あるは何ぞや...
永井荷風 「桑中喜語」
...白首の事より外(ほか)には知らぬ人といはれては...
永井荷風 「桑中喜語」
...カッフェーの女給仕は競馬石鹸の匂芬々(ふんふん)として新粧を凝し千束町の白首(しろくび)は更にアルボース石鹸の臭気をいとわず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...繁野友白首でも縊(くゝ)らなければ追つ付きません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――夜鷹(よたか)や白首(しらくび)にやるんじゃねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――夜鷹(よたか)や白首にやるんぢやねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...当時同所の白首に身を打ち込んで借金で全く首もまわらなかったところが...
浜尾四郎 「正義」
...その状馬のごとくして白首...
南方熊楠 「十二支考」
...白首仰顔交喜悲...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...休嗤白首自忘愚」の聯を作つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...どうせ白首するんですから...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...一隅に長火鉢を据えて例の白首が二...
山本笑月 「明治世相百話」
...白首即ち矢取女のサービスが過ぎたためか追い追い禁制...
山本笑月 「明治世相百話」
...安ブドウ酒やリキュールぐらいで白首相手の無駄話...
山本笑月 「明治世相百話」
...おおかた大浜(白首街(しらくびまち))のアンチキショウの処へ持って行く金じゃったろ...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
便利!手書き漢字入力検索