...自分の好みでは、白茶が紅茶よりも飲みやすいと思う...
...中国の白茶には、白毫銀針や霊芝石斛など様々な種類がある...
...白茶は、発酵されていない紅茶のような味わいで、喉ごしも良い...
...今度のお茶会では、白茶を入れてみようと思っている...
...白茶は、老若男女を問わず人気のあるお茶だ...
...白茶けた蟹の死んだのは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...何の風情も無く白茶けて皿に載つてゐるのである...
太宰治 「津軽」
...青黒い顔色、白茶けた頭髪、窪んだ眼、少し開いた口、細堅い手足――枯木のような骨を石塊のような肉で包んだ、古びた、自然の断片――ああ、それは私を最も愛してくれる、そして私の最も愛する老祖母ではないか...
種田山頭火 「夜長ノート」
...帯は白茶と鶯茶(うぐいすちゃ)の腹合わせをしていた...
田山花袋 「田舎教師」
...田は黄色から白茶(しらちゃ)になって行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...何だか白茶けた気持ちになった...
豊島与志雄 「月明」
...お品(しな)は白茶(しらちや)けた程(ほど)古(ふる)く成(な)つた股引(もゝひき)へそれでも先(さき)の方(ほう)だけ繼(つ)ぎ足(た)した足袋(たび)を穿(は)いて居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...その中から大きな椿(つばき)が所々に白茶けた幹を現すのがことに目立って見えた...
夏目漱石 「行人」
...高い欅(けやき)が白茶(しらちゃ)けた幹を路の左右に並べて...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その右を少しだらだらと降りたところが新(あらた)に土を掘返したごとく白茶(しらちゃ)けて見える...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...散りかけた櫻は妙に白茶けて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...散りかけた桜は妙に白茶けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは精好(せいがう)の紅(あけ)と白茶の金欄の張交箱に住みし小鼓 といふので...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...画面一ぱいに大きな車輪を描いたその手際も広重には珍しく大胆でありその車輪の彼方に展開される品川の海と雨後の虹と砂地に喰べ棄てた西瓜の紅と草鞋の黄と犬ころの白茶いろとの極めて巧緻な色調と構図とは広重画中に於ても屈指の絶品なのではあるまいか...
正岡容 「山の手歳事記」
...白茶けた葦の洲と厳しい海の色とを見て四半刻を過した...
山本周五郎 「青べか日記」
...落葉(おちば)し尽した木立(こだち)の間から石と泥とを混ぜた家家(いへいへ)の白茶(しらちや)けた壁に真赤(まつか)な蔦紅葉(つたもみぢ)の這(は)つて居るのは綴(つゞれ)の錦(にしき)とでも月並乍(なが)ら云ひたい景色であつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...やがて草も木もない白茶けた砂丘となり...
若山牧水 「樹木とその葉」
...白茶けた他の枯木立の中に立混つてゐるのであつた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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