...和蘭・白耳義を経て再びパリにはひつた...
阿部次郎 「帰来」
...白耳義(ベルギー)のマルビキユーリ...
石川啄木 「閑天地」
...白耳義(ベルギー)とやらでも展覧会を開いたのだとか...
上村松園 「画道と女性」
...擦(かす)り創(きず)一つ負はなかつた白耳義の運転手は...
薄田泣菫 「茶話」
...186919001748──3834次ぎに白耳義(ベルジユーム)国王の御誕生が一八七五年...
薄田泣菫 「茶話」
...今度は豆腐を白耳義(ベルジユーム)に送り出さうと言ひ出した...
薄田泣菫 「茶話」
...白耳義(ベルギー)の野づらはうらうらと燃えている...
谷譲次 「踊る地平線」
...あの大戦に白耳義以外何処(どこ)の国が日本のようにぐいと思うさま国都を衝(つ)かれたものがありましょう? 欧羅巴に火と血を降らせたのは人間わざでしたが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...独逸軍(ドイツぐん)の白耳義(ベルギー)に於けるように...
中里介山 「大菩薩峠」
...白耳義(ベルギー)ブラッセルの「レルモンド襯衣会社」製のカラーが三本...
久生十蘭 「悪の花束」
...白耳義を経由して...
久生十蘭 「川波」
...滋子はそのとき夫の克彦と白耳義(ベルギー)にいたが...
久生十蘭 「野萩」
...白耳義(ベルギー)のブルュクセルで...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...白耳義(ベルギー)からこうしてお出迎いに罷りでたんじゃないの」「それはあたしじゃない...
久生十蘭 「ユモレスク」
...白耳義のスパや瑞西(スイス)のヴェーヴェなどで邦子を見かけたというひとが二...
久生十蘭 「ユモレスク」
...白耳義は奇妙な国で陸海軍のない...
正岡子規 「病牀六尺」
...白耳義(ベルジツク)は仏蘭西(フランス)と同じ貨幤を用ひて居るが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...リユウバンスには余り多くを白耳義(ベルジツク)で観せつけられた所為(せい)か少し厭倦(あき)が来た様である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
便利!手書き漢字入力検索