...彼は白痴だから、仕事はできない...
...家の前にいた白痴のような猫を追い払った...
...白痴的な行動をする人が周りにいて困る...
...学校で白痴とからかわれたことがあった...
...白痴的な質問に対して、辛抱強く答えた...
...椎の葉完全に幸福になり得るのは白痴にのみ与えられた特権である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...それにまた隣家の白痴兒の戲する不思議な鋭い叫聲までが手傳つて...
石川啄木 「病室より」
...地犬々々と俺の同類を白痴(ばか)にするが...
内田魯庵 「犬物語」
...あるいは白痴だったというのならべつだが...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...それは死屍(しかばね)を食う鬼と白痴とを...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...気違ひだの白痴だの...
太宰治 「右大臣実朝」
...白痴にちかかった...
太宰治 「花燭」
...昌さんは例の正代の母親にあたる白痴が来ると...
田畑修一郎 「石ころ路」
...白痴めいた薄笑いが口許に浮んだ...
豊島与志雄 「女と帽子」
...白痴の子を抱いて深夜に彷徨つたことが幾度だか知れないといひました...
長塚節 「教師」
...白痴脅(こけおど)かしのうちにも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今ひるむのは白痴(はくち)しかあるまい...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...長男は薄馬鹿以上の白痴で...
北條民雄 「白痴」
...わけもわかりもしない癖に白痴脅(こけおどか)しの知つたかぶりで...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...「そんな者は白痴というのであろう」と...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...それ以上に深く考える奴がすなわち精神病者か、白痴で、そこまで考え付かない奴が所謂オッチョコチョイの蛆虫(うじむし)野郎だ...
夢野久作 「近世快人伝」
...白痴(はくち)のように口をあいて恍惚(こうこつ)としていた...
吉川英治 「黒田如水」
...しばらくは茫然と眸をひらいて白痴のような口を開(あ)いていたが...
吉川英治 「親鸞」
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