...彼は白痴だから、仕事はできない...
...家の前にいた白痴のような猫を追い払った...
...白痴的な行動をする人が周りにいて困る...
...学校で白痴とからかわれたことがあった...
...白痴的な質問に対して、辛抱強く答えた...
...六歳になる白痴の一人息子(ひとりむすこ)とが移って来て同居する事になったのだ...
有島武郎 「或る女」
...而して二人は隣の長岡家に居る白痴の青年の話を始めた...
有島武郎 「半日」
...白痴のようであった...
太宰治 「正義と微笑」
...その夜の真夜中にグレンジール伯爵は寝込みをたたき起された――彼はたった一人で住んでおったんじゃ――そして最前の白痴のために扉(ドア)をあけさせられた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...白痴の眼だ...
豊島与志雄 「憑きもの」
...何も見ていない白痴の眼だ...
豊島与志雄 「憑きもの」
...白痴の口止めは不可能に近い...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...ほとんど白痴に近い弟の三郎――やがて有野の家の当主となって...
中里介山 「大菩薩峠」
...肉親の親までも白痴(ばか)にしてゐる樣子でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは?」「白痴(はくち)の與吉だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「白痴」を讀んだ時は...
萩原朔太郎 「初めてドストイェフスキイを讀んだ頃」
...白痴(こけ)か薄のろかと思われるような間のびのした顔をしているくせに...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...こさという白痴の...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...「おまえは白痴でもなし唖者でもない...
山本周五郎 「日本婦道記」
...彼の腹は白痴のような田虫を浮かべて寝衣(ねまき)の襟(えり)の中から現れた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...白痴やなどが拐杖(かせづゑ)につかまつて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...ひょっとしたら白痴か...
吉川英治 「私本太平記」
...(すこし白痴(ばか)か)とすら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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