...彼は白痴だから、仕事はできない...
...家の前にいた白痴のような猫を追い払った...
...白痴的な行動をする人が周りにいて困る...
...学校で白痴とからかわれたことがあった...
...白痴的な質問に対して、辛抱強く答えた...
...而して二人は隣の長岡家に居る白痴の青年の話を始めた...
有島武郎 「半日」
...それは死屍(しかばね)を食う鬼と白痴とを...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それは決して当将軍家の事を白痴だなどと申してあきらめていらつしやる故ではなく...
太宰治 「右大臣実朝」
...その白痴か狂人の淫売婦たちに...
太宰治 「人間失格」
...白痴の母親はもとここの家にいたことがあるので...
田畑修一郎 「石ころ路」
...熱と根気さえあれば白痴でない限り誰でもいくらかの貢献を科学の世界に齎(もたら)し得るものであるという確信を...
寺田寅彦 「雑感」
...全く白痴の相をしていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...あれは白痴(ばか)だが、白痴のくせに、恐ろしく惡賢こいところがある」「お仙が定吉を殺したのは?」「新吉でなく岩松でなく、自分でないとするとお駒を殺すのは定吉より外にない、見世物小屋の外で待つて居て、あんまり長かつたことや、定吉の樣子が變だつたことを思ひ合せて早くも感付いたのさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...肉親の親までも白痴(ばか)にしてゐる樣子でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは?」「白痴(はくち)の與吉だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その小説の主人公である白痴の貴族が...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...こんな事で一生を送れば人は定めし大白痴(おほたはけ)と思ふなるべく...
樋口一葉 「ゆく雲」
...白痴の娘は妹の様に可愛がられた...
矢田津世子 「反逆」
...げっそり瘠せて碌に飯も食わないでゴロゴロしていた白痴の娘は...
矢田津世子 「反逆」
...私は白痴でもなく唖でもありません...
山本周五郎 「日本婦道記」
...白痴か狂人かと疑はれ...
夢野久作 「白くれない」
...この白痴(こけ)野郎ッ……てな毒の名前(なめえ)だったと思いますがね...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...白痴の天作がひとり早く白土工場から帰って来た...
横光利一 「夜の靴」
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