...彼は白痴だから、仕事はできない...
...家の前にいた白痴のような猫を追い払った...
...白痴的な行動をする人が周りにいて困る...
...学校で白痴とからかわれたことがあった...
...白痴的な質問に対して、辛抱強く答えた...
...白痴に近い天性を持って生まれた彼女にも...
芥川龍之介 「偸盗」
...「白痴(こけ)なことこくなてえば...
有島武郎 「カインの末裔」
...あるいは白痴だったというのならべつだが...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...男爵のその白痴めいた寝言を...
太宰治 「花燭」
...かの白痴にちかき情人の写真しのばせ在りしロケットさえも...
太宰治 「創生記」
...こいつ白痴(こけ)じゃないのかい?」と彼は...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...人がよく白痴を装う行者や神憑(かみがか)りの言うことを聴きながら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...白痴だということだけでは許されない...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...白痴のように放心してるようでもあり...
豊島与志雄 「水甕」
...白痴のようにながめてることもあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...初めてドストイェフスキイの小説『白痴』をよんで吃驚した...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...その小説の主人公である白痴の貴族が...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...お前、どないなわけで、そがいな無茶するんじゃ?」「どがいも、こがいも、家に居ったら、ヤスに殺されるけに」まったく、醜女(ぶおんな)で、白痴で、大女のヤスが、らんらんと眼を光らせて、挑んで来る姿を想像すると、金五郎は、慄然として、頽廃的な気持にならずには居られなかった...
火野葦平 「花と龍」
...私はどういふものか「白痴」が好きであるが...
堀辰雄 「小説のことなど」
...白痴のやうに口をあいて海の上をぼんやり眺めてゐた...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...犯人が白痴であるか何うかを...
松永延造 「職工と微笑」
...わけもわかりもしない癖に白痴脅(こけおどか)しの知つたかぶりで...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...朝鮮の青年が「天界ホテル」の寝室にいた白痴のマリを殺害しようとした未遂事件...
吉行エイスケ 「スポールティフな娼婦」
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