...彼は白痴だから、仕事はできない...
...家の前にいた白痴のような猫を追い払った...
...白痴的な行動をする人が周りにいて困る...
...学校で白痴とからかわれたことがあった...
...白痴的な質問に対して、辛抱強く答えた...
...白痴同様な弟を思った...
有島武郎 「星座」
...身のほど知らぬ大白痴(おおたわけ)...
巖谷小波 「三角と四角」
...地犬々々と俺の同類を白痴(ばか)にするが...
内田魯庵 「犬物語」
...白痴にちかかった...
太宰治 「花燭」
...……「白痴」――十一月の末のことであった...
豊島与志雄 「作家的思想」
...白痴の彼女の手首を...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...壁は白痴のように没表情な面で...
豊島与志雄 「慾」
...それから彼は白痴に似た笑いを立てた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ほとんど白痴に近い弟の三郎――やがて有野の家の当主となって...
中里介山 「大菩薩峠」
...多寡(たくわ)が白痴脅(こけおど)かしの化物ごつこくらゐ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの白痴(ばか)か」と喜三郎...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...丁度ドストイエフスキイの小説「白痴」に書かれた...
萩原朔太郎 「田端に居た頃」
...お前、どないなわけで、そがいな無茶するんじゃ?」「どがいも、こがいも、家に居ったら、ヤスに殺されるけに」まったく、醜女(ぶおんな)で、白痴で、大女のヤスが、らんらんと眼を光らせて、挑んで来る姿を想像すると、金五郎は、慄然として、頽廃的な気持にならずには居られなかった...
火野葦平 「花と龍」
...白痴女ヤスを嫌って...
火野葦平 「花と龍」
...親父は怒つてこの阿呆玉めが生の魚を食ふやつがあるかと空になつた肴の皿で白痴を撲つたが...
北條民雄 「白痴」
...白痴にて一昨年まで生きてありき...
柳田国男 「遠野物語」
...――白痴らしいな...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...白痴となり唖者となったのもみせかけだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
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