...彼は白痴だから、仕事はできない...
...家の前にいた白痴のような猫を追い払った...
...白痴的な行動をする人が周りにいて困る...
...学校で白痴とからかわれたことがあった...
...白痴的な質問に対して、辛抱強く答えた...
...×ボオドレエルは白痴になつた後...
芥川龍之介 「河童」
...続いてロンブロゾ一派の著書を捜(さぐ)って、白痴教育、感化事業、刑事人類学等に興味を持ち、日本の現時の教育家や宗教家がこれらの科学的知識を欠くため渠(かれ)らの手に成る救済事業が往々無用の徒労に終るを遺憾とし、自ら感化院を創(はじ)めて不良少年の陶冶(とうや)や罪人の矯正をしようという計画を立てた事もあった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...あなたは白痴か気違い扱いにされてしまいます...
太宰治 「新ハムレット」
...今後どんなに無学で白痴のような人格者が...
戸坂潤 「社会時評」
...表面的な一種の白痴美の底にひそんでいるものを...
豊島与志雄 「白蛾」
...彼は自分を包囲して攻めよせるそれらの知力の前にあって白痴のごとく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...白痴かあるいは悪魔にでもなるのではないかと思われるほどだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...白痴(ばか)な子を處刑(おしおき)にされるよりはと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し白痴美に近い美しさですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...下手(へた)でも白痴(こけ)でも幕府の御繪所を預かる狩野に頭を押へられ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「するとお前は、内儀さんのお縫を撃つ積りだつたのか」「うん」「――」平次も斯んなに驚いたことはありません、お鮒は本妻のお縫を殺して、その後釜(あとがま)に直らうとしたが、お縫は武家の出で、氣性も腕も確りして居るので、お鮒などの手に合はず、白痴の猪之助が、死ぬ程自分に惚れて居るのを利用し、竹製の鐵砲や煙硝の作り方までも教へて、何時もは二階の部屋に居る筈の内儀のお縫を、隣長屋の物干から撃つて殺させようとしたのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして自分の頭がいろいろな病のために白痴のやうにぼんやりしてゐる...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...われわれ白痴のことばではデマゴーグと言います...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...白痴の娘は妹の様に可愛がられた...
矢田津世子 「反逆」
...白痴のようになっていて...
山本周五郎 「山彦乙女」
...猛獣天女の亭主に相違ないのですが……龍代と二重結婚をしたアノ白痴同様の……...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...それが、白痴か、戦さ下手(べた)な男とでもいうなら、信玄の心労はなかったろう...
吉川英治 「上杉謙信」
...「白痴脅(こけおど)しを抜いて来たの...
吉川英治 「剣難女難」
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