...検疫官は絵島丸が残して行った白沫(はくまつ)の中で...
有島武郎 「或る女」
...白沫(しらあわ)...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...湯げのような白沫(しらあわ)を五丈も六丈も高く飛ばして...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...まったく勢いづけられた白沫の...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...アッという間に白沫に呑まれて...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...その百合の花非常に白きを嫉んでヴェヌス女神海波の白沫より出現し極浄無垢の花の真中に驢(うさぎうま)の陽根(いちもつ)そのままな雌蕊(めしべ)一本真木柱太しく生(はや)した...
南方熊楠 「十二支考」
...矢はことごとく黒風白沫(こくふうはくまつ)にもてあそばれ...
吉川英治 「三国志」
...或は岩(いわ)に触(ふ)れて澎湃(ばうはい)白沫を飛(と)ばし...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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