例文・使い方一覧でみる「忌わしい」の意味
スポンサーリンク...ついに店員との間にも忌わしい問題を惹起したのです... 
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...仕入部と工場に忌わしい連絡が結ばれる...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...ちょうど今自分の身にそういう忌わしい災難が降りかかって来ているかと思われるほど...
近松秋江 「うつり香」
...私の心からその忌わしい奴を振落してやろうと...
外村繁 「澪標」
...或る忌わしい惑わしを受ける...
豊島与志雄 「オランウータン」
...なんという忌わしいことでしょう！ こうした陋劣と虚偽が暴露される時が...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...さま／″＼な忌わしい結婚の支度...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...その櫓には士分の罪ある者の吟味中囚えて置く牢獄等もあったからなお以て忌わしい感がした...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...（あたしは、いちど、ひとのものを盗んだことがある！）この、忌わしい、情けない記憶は、今後、終生心にまつわりついて、じぶんを責め立てるだろう...
久生十蘭 「キャラコさん」
...このような蓄電池が道路に忌わしい危害を及ぼす...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...忌わしい疑問が忽ち子の胸一杯に拡がった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...また先生の胸を痛めた数々の忌わしい問題も起こらなかったであろう...
武者金吉 「地震なまず」
...私は忌わしい心で...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...その喉笛のしたにぽっちりついた傷が男には忌わしい妄念を駆（か）らせたのであった...
室生犀星 「香爐を盗む」
...これらの忌わしい傾向を年がゆかないから・ささいなことだから・といって大目にみるのこそ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...決闘の忌わしい事実は...
山本周五郎 「竹柏記」
...爆音は総ての忌わしい記憶を打消して流れ...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...忌わしい幻影なのであった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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