例文・使い方一覧でみる「忌わしい」の意味

...別に忌わしい事ではござりませんように... 別に忌わしい事ではござりませんようにの読み方
泉鏡花「海神別荘」

...私の心からその忌わしい奴を振落してやろうと... 私の心からその忌わしい奴を振落してやろうとの読み方
外村繁「澪標」

...ああ！　この方面における自分の忌わしい行為の数々を思い出すと...
トルストイ米川正夫訳「クロイツェル・ソナタ」

...なんという忌わしいことでしょう！　こうした陋劣と虚偽が暴露される時が...
トルストイ米川正夫訳「クロイツェル・ソナタ」

...あの忌わしいジャーシイを着たり... あの忌わしいジャーシイを着たりの読み方
トルストイ米川正夫訳「クロイツェル・ソナタ」

...忌わしい彼女の接触感とは... 忌わしい彼女の接触感とはの読み方
トルストイ米川正夫訳「クロイツェル・ソナタ」

...あの忌わしい大戦争が始まると... あの忌わしい大戦争が始まるとの読み方
野村胡堂「奇談クラブ〔戦後版〕」

...最も野蛮な時代における最も野蛮な民族ですらこれを恥辱とする如き忌わしい情欲や恐怖や残忍や悪意や復讐や野心や狂暴や愚劣の擾乱によって汚されているのを目にするのは...
トマス・ロバト・マルサス　Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳「人口論」

...かれは例の忌わしい広告画を押入れにしまって... かれは例の忌わしい広告画を押入れにしまっての読み方
室生犀星「幻影の都市」

...かれ自身が何故に忌わしいこの巷の毎夜をぶらつかなければならないかということも...
室生犀星「幻影の都市」

...とかく忌わしい解釈をこうむりがちである... とかく忌わしい解釈をこうむりがちであるの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...もう無駄な・忌わしい・いやそれどころか致命的な・ものにされていたのであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...今度のような忌わしい事変が出現して... 今度のような忌わしい事変が出現しての読み方
柳田国男「海上の道」

...誰かに呼び起こされているような感じでうとうとしているといつかしらあの忌わしい夢のなかへひきこまれた...
山本周五郎「菊千代抄」

...決闘の忌わしい事実は... 決闘の忌わしい事実はの読み方
山本周五郎「竹柏記」

...そのことについて聞くも忌わしい噂がひとの口に伝わっていたのだ...
山本周五郎「日本婦道記」

...飛脚屋の権二郎からたびたび忌わしい話を聞き... 飛脚屋の権二郎からたびたび忌わしい話を聞きの読み方
山本周五郎「柳橋物語」

...忌わしい疑いにくるまれて真っ黒なものを胸に抱いてしまった彼女には...
吉川英治「江戸三国志」

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