...三白歯を見せる - 笑ったときに奥歯まで白く見えることから、大きな笑いを表す...
...浪は白歯をむいて撓まず噛んで居る...
石川啄木 「漂泊」
...夫人の白歯(しらは)の上を縫うよ...
泉鏡花 「悪獣篇」
...白歯を染めても似合う年紀(とし)...
泉鏡花 「婦系図」
...」と魚(うお)の渇けるがごとく悶(もだ)ゆる白歯に...
泉鏡花 「婦系図」
...そして骸骨(がいこつ)の様な上下の白歯(しらは)が歯ぐきの根まで現れて来た...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...そのあいだからギラギラと白い瓦(かわら)のような白歯が覗いている...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...むき出しの鋭い白歯ばかりの...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...「わしという万年白歯を餌にして...
太宰治 「葉」
...浪のうねりと白歯が見える...
中原中也 「海の詩」
...白歯の美しさを山の手一円に謡(うた)われております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二十歳(はたち)白歯の娘らしくはありませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二十歳の白歯、豊艶この上もないお栄が、その五体に溢れる全魅力を動員して、何んの憚るところもなく八五郎に迫るのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二十四、五の白歯で、苦労というものの味を知らないような年増でしたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...水晶(すいしょう)のまなこ しんじゅの白歯(しらは)...
ロバアト・ブラウニング 楠山正雄訳 「魔法の笛」
...白歯のかの艶妻が夜に入りて起き出で...
南方熊楠 「十二支考」
...白歯者と書いて「アオハ者」と訓ず...
南方熊楠 「十二支考」
...さて妻が厨舎の門を閉づるとて燭を隠し出で往いた跡へ素早く馬が入れ替り居るとは白歯の似せ娘...
南方熊楠 「十二支考」
...美くしいあの白歯...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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