...この部屋には白扇が飾られている...
...コスプレイヤーが白扇を使った衣装を身に着けている...
...踊り子が白扇を使って踊っている姿が美しい...
...演劇の舞台装置に白扇を使っている...
...茶道のお点前において、白扇が使われることがある...
...白扇(はくせん)でO君を指さすやうにした...
芥川龍之介 「O君の新秋」
...左手には半ば開いた白扇を持ち...
海野十三 「雷」
...うつくしい小姓すがたは白扇片手に...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...西の方で白扇を飜して合図があると...
中里介山 「大菩薩峠」
...本所の相生町で牛耳を取っていた南条力は、この時はひとり、席の中心からは離れてたつみの隅の柱によりかかり、白扇を開いて、それに矢立の筆を執って、地図らしいものを認(したた)めていると、それを覗(のぞ)き込んでいるのが、鬢(びん)をつめて色の浅黒い四十恰好のドコかで見たことのあるような男です...
中里介山 「大菩薩峠」
...張扇(はりおうぎ)でなく普通の白扇(はくせん)を斜(しゃ)に構えたところなんぞも...
中里介山 「大菩薩峠」
...「お鯉(こい)さんです」そうであろうとは思っていたが――切髪の女は小さい白扇(はくせん)をしずかに畳んで胸に差した――地味(じみ)な色合――帯も水色をふくんだ鼠色で...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...膝に白扇をついて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...将軍は床几の上でサラリと白扇をひろげ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そちも喜べ」サラリと白扇をひらいて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...小さい美しい白扇で前を隠して...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...白扇(はくせん)を使っている姿が眼に浮かぶ...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...白扇をさかしまにしたといふのではない...
吉江喬松 「山岳美觀」
...その驚き具合の顔を白扇であおいでいる...
吉川英治 「江戸三国志」
...白扇を振って答えながら...
吉川英治 「篝火の女」
...秀吉は脇息(きょうそく)から燭の方へ白扇を斜めにしながら読んでいた...
吉川英治 「黒田如水」
...白扇(はくせん)をふって勝ちどきをあげた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...公儀への口上書を差出す時に使用する新しい白扇一つと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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