例文・使い方一覧でみる「白地に」の意味

...明々白地に顕れてゐる... 明々白地に顕れてゐるの読み方
芥川龍之介「芸術その他」

...すべての店は白地に赤い丸を置いた国旗を掲げた... すべての店は白地に赤い丸を置いた国旗を掲げたの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...この女の膚につけている白地に青い水草を散らした模様の湯巻だった...
海野十三「棺桶の花嫁」

...白地に荒い蛸絞（たこしぼ）りの浴衣に... 白地に荒い蛸絞りの浴衣にの読み方
江見水蔭「悪因縁の怨」

...二人共時候にふさわしい白地に太い黒横縞（くろよこしま）段だらの肩衣（かたぎぬ）を着て居る... 二人共時候にふさわしい白地に太い黒横縞段だらの肩衣を着て居るの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...白地に白く結晶が出て... 白地に白く結晶が出ての読み方
中谷宇吉郎「自然の恵み」

...まだ紙の色もまあたらしい白地に赤二引の丹後縞のけん凧がブラさがって...
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...白地に、まっ赤な丸（日の丸ですな）のデザインでしょう、今は？　ところが、戦争前は、白地のところが、ダークグリーンの、落ち着いた色だった... 白地に、まっ赤な丸のデザインでしょう、今は？　ところが、戦争前は、白地のところが、ダークグリーンの、落ち着いた色だったの読み方
古川緑波「清涼飲料」

...白地に青い線で縁取った大版の... 白地に青い線で縁取った大版のの読み方
牧逸馬「双面獣」

...夜目にもあざやかな白地にトラムペツト・フラワー（のうぜんかづら）の縫取りを施した白孔雀のやうなアルジエリア・マンに包まれて... 夜目にもあざやかな白地にトラムペツト・フラワーの縫取りを施した白孔雀のやうなアルジエリア・マンに包まれての読み方
牧野信一「ゾイラス」

...白地に秋草模様のゆかたを着た養子が死んでいるのだと思って暗然とした...
水上滝太郎「九月一日」

...畑のむこうの杉林の梢のところが黒々と瀧子の白地に朝顔を出した浴衣の肩のあたりを横切ってうつっていて...
「鏡の中の月」

...その白地に格子のねまきが届いたらどうかよく覚えていらして... その白地に格子のねまきが届いたらどうかよく覚えていらしての読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...白地にそれらの色がなかなか柔かくあたたかくてようございます... 白地にそれらの色がなかなか柔かくあたたかくてようございますの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...その傘は白地に細かい弁慶縞（べんけいじま）のような形（かた）が... その傘は白地に細かい弁慶縞のような形がの読み方
森鴎外「雁」

...白地になにかの花を染めた単衣（ひとえ）と... 白地になにかの花を染めた単衣との読み方
山本周五郎「失蝶記」

...打掛（うちかけ）は綸子（りんず）らしい白地に唐扇と菊花ぢらしで... 打掛は綸子らしい白地に唐扇と菊花ぢらしでの読み方
山本周五郎「竹柏記」

...大床（おおゆか）の中ほどへすすみ出た観世清次は白の小袖に白地に銀摺（ぎんずり）の大口袴（おおぐち）を穿（は）き太刀を横たえ... 大床の中ほどへすすみ出た観世清次は白の小袖に白地に銀摺の大口袴を穿き太刀を横たえの読み方
吉川英治「私本太平記」

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修行健気な卜書

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