...車のヘッドライトから白光が放たれている...
...実験室に突然白光が差し込んできた...
...彼女は白光を浴びるように笑った...
...山の頂上から白光が見えた...
...白光で草木や花々が照らしだされた...
...リッターもまたこの中間期の長さが白光星から赤光星への過渡期に比べて比較にならぬほど短かったと考えている...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...しかもこの白光は遠くの方ではあるが...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...ラヂウム元帥の自室はさんさんと白光があたって...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...十五秒ごとに一閃光(いっせんこう)を発する閃白光であるが...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...月下白光三千里の長江(ちょうこう)...
太宰治 「竹青」
...これは白光浄土(じょうど)とも呼びたいくらい...
田中英光 「オリンポスの果実」
...天も白く地も白く、そして人も白く光る、白光は死である、死の生である(死の生ではあるが、生の死ではない)...
種田山頭火 「其中日記」
...冴(さ)えかえる初春の空に白光(しろびか)りする羽たゝきして雲雀が鳴いて居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...藤山・白光に八百蔵・村岡花子・何とかアナウンサー等...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...怖ろしい白光を放つた...
牧野信一 「酒盗人」
...少し癇(かん)が立っているのだから――」と、それに、そそられたように、一条の白光が、群れの中ほどでひらめいて、黒衣の一人が、ピュッと、大刀を振り込んで来るのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...冴え返っている白光の中ではただ一点の光りに見えるばかりである...
横光利一 「旅愁」
...それはまことにほのぼのとした白光の世界を望む思いのする...
横光利一 「旅愁」
...宛も白光ランプが形なき灰色雲の背後で次第にあげられるやうに――海の憂鬱な休息を亂すまいとして...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...白光の火を縦に曳いて...
吉川英治 「江戸三国志」
...張飛、それを見て、「待つこと久し」とばかり、馬を寄せ、白光閃々、十合ばかり喚き合ったが、たちまち、紀霊を一槍に刺しころし、「かくの如くなりたい者は、張飛の前に名のって出よ」と、死骸を敵へほうりつけた...
吉川英治 「三国志」
...クルクルクルクル白光(びゃっこう)の渦を描いてめぐる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...何という崇厳、何という清麗、朝見たよりも益々うららかに輝き入って、全面白光、空の深みに鎮っているのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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