例文・使い方一覧でみる「白む」の意味

...丸屋根の空が白む頃... 丸屋根の空が白む頃の読み方
江戸川乱歩「吸血鬼」

...「おきて往（い）なんせ、東が白む... 「おきて往なんせ、東が白むの読み方
鈴木三重吉「千鳥」

...思へば悟道（ごだう）の末も稍（やゝ）頼もしく、風白む窓に、傾く月を麾（さしまね）きて冷（ひやゝ）かに打笑（うちゑ）める顏は、天晴（あつぱれ）大道心者（だいだうしんしや）に成りすましたり... 思へば悟道の末も稍頼もしく、風白む窓に、傾く月を麾きて冷かに打笑める顏は、天晴大道心者に成りすましたりの読み方
高山樗牛「瀧口入道」

...... の読み方
野口雨情「のきばすずめ」

...「鼻白む」という古い言葉の活々とした実例を南次は見たような気がしました...
野村胡堂「奇談クラブ〔戦後版〕」

...漸（ようや）く東の白むのを見た時は... 漸く東の白むのを見た時はの読み方
野村胡堂「奇談クラブ〔戦後版〕」

...借りものの白むくの三枚重ねを女たちはみんな着たが... 借りものの白むくの三枚重ねを女たちはみんな着たがの読み方
長谷川時雨「古屋島七兵衛」

...白むか白まぬかのころ」「まずその見当... 白むか白まぬかのころ」「まずその見当の読み方
久生十蘭「平賀源内捕物帳」

...東の空が白む頃おいまで... 東の空が白む頃おいまでの読み方
牧野信一「吊籠と月光と」

...別れてそののちたよりがないが心変わりがもしやまたたまたま会うのに東が白む日の出に日延べがしてみたいと――こうした文句を地でしゃべる味が何としても忘れられません...
正岡容「随筆　寄席風俗」

...空の白むじぶんまで乱暴に飲み続けた... 空の白むじぶんまで乱暴に飲み続けたの読み方
山本周五郎「嘘アつかねえ」

...空が白むまで、かれらは黙って乗っていた... 空が白むまで、かれらは黙って乗っていたの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...夜が白む... 夜が白むの読み方
吉川英治「剣の四君子」

...夜の白むのを待っていた... 夜の白むのを待っていたの読み方
吉川英治「三国志」

...夜の白むのを待ち明かした――などと見える... 夜の白むのを待ち明かした――などと見えるの読み方
吉川英治「私本太平記」