...ほのかに白く光っているばかり...
芥川龍之介 「偸盗」
...夜目にも白くほこりを巻いて...
芥川龍之介 「偸盗」
...彼はこの自分の推量が面白くなって...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...私は錦町からの帰途桜田御門(さくらだごもん)の方へ廻ったり九段(くだん)の方へ出たりいろいろ遠廻りをして目新しい町を通って見るのが面白くてならなかった...
永井荷風 「日和下駄」
...色は白くも黒助稲荷なぞと出鱈目(でたらめ)を言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...後で鮟鱇(あんかう)と判つては面白くないからだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...発育不良らしく痩せ衰えたうえ小柄で青白くて日蔭に咲きかけた雑草の花のような感じのする小娘です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...面白くも何んともなささうな顏をして引揚げの殿(しんがり)について來るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夢のやうな雲が白く日に輝いてゐた...
萩原朔太郎 「宿命」
...夜目にも白く染物とかいてあるハッピの字を眺めて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...祇園の芸妓てのが又人形みたいで一向面白くない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...水に洗われていよいよかぼそく白く...
本庄陸男 「石狩川」
...私は褌担ぎでその取組みは甚だ面白く真に対抗し甲斐があるので大いにヤルべしという事になり...
牧野富太郎 「植物記」
...世の内は矢張り面白く急速に進歩しているのですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...髪毛はすっかり白くなったのが僅かに残っているだけだった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...五月雨今日(けふ)も冷たく降る雨は白く尽きざる涙にて...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...「……どうも面白くねえ」をくり返して...
吉川英治 「三国志」
...唇まで白くなった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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