...穿いた下駄の古鼻緒も霜を置くかと白く冴えた...
泉鏡花 「遺稿」
...悚然(ぞっ)とするほどな婦(おんな)が二人……もうやがてそこら一面に薄(うっす)り白くなった上を...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...どうせ別れるかの女の物を今更ら曲げさせるのも面白くない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...面白くありませんか」「すると...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...丸顔で色が白く、まつげの長い二重瞼(ふたえまぶた)の大きい眼の眼尻が少しさがって、そうしていつもその眼を驚いたみたいにまんまるくって、そのため額に皺(しわ)が出来て狭い額がいっそう狭くなっている...
太宰治 「パンドラの匣」
...文学が面白いとか面白くないとかいうことは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...面白くもないが退屈でもありません...
豊島与志雄 「変な男」
...無性に気分が面白くなる...
中里介山 「大菩薩峠」
...當主一人しか知らないから面白いでせう」「知つたつて面白くないよ」「何しろ大した身上ですね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「面白く読ませよう」とした受け身の時代から「斯(こ)ういう事を書こう」という積極的な態度の時代になり...
野村胡堂 「捕物小説のむずかしさ」
...「世の中は面白くないね...
林芙美子 「新版 放浪記」
...きっと面白くお思いになるでしょうと思って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そうしてその顔を白く塗ってすべてこれを地蔵と名づけ...
柳田國男 「日本の伝説」
...これはこの小僧の頭が雪のように白く輝いていたからです...
夢野久作 「白髪小僧」
...その真白く血の気を失った頬の色にあらわれていた...
夢野久作 「暗黒公使」
...半ば日をうけて白く乾き...
吉江喬松 「山岳美觀」
...白く柔かい肢体に...
蘭郁二郎 「鱗粉」
...どうなったって……あんな悪党は……だが可哀想にジルベールが……』『乳母(ばあや)は今日の夕刊を見たろう?事件(こと)がどうも面白くないんだ...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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