...もっと白々(しらじら)と...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...その焼酎がいかに私の身心を害ふかは明々白々だ...
種田山頭火 「其中日記」
...夜が白々明けるまで...
徳田秋聲 「和解」
...そうした厚地の窓掛のない隣りの部屋から最早や白々とした薄明りが射していたので...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...その白々しい顔を...
豊島与志雄 「白蛾」
...白々しい、おかしらしい、癪(しゃく)にさわる――お銀様は、慢心和尚という坊主を快からず思っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...なんだか白々しくって...
中里介山 「大菩薩峠」
...禍源は一男子の悪徳に由来すること明々白々なれば...
福沢諭吉 「新女大学」
...ワザとそんな者は眼中にないといふ風に白々しく口笛を続けた...
牧野信一 「秋晴れの日」
...白々しく言つたばかりでした...
牧野信一 「愚かな朝の話」
...野合的な結婚をしたのに!そんな想ひにつまらなく辟易して白々しくなると自分は...
牧野信一 「蔭ひなた」
...よくもまあ斯う白々しく放言出来るものだ...
牧野信一 「競馬の日」
...自分だけ白々しく十時頃に其処を去る...
牧野信一 「五月のはじめ」
...「俺達は余つ程どうかしてゐるぜ!」音田が今更らしく、白々しく、呟くと、「陽気のせゐかしら?」――「溌溂過ぎる過ちかね!」――「帰つて寝て了はう...
牧野信一 「まぼろし」
...白々しい吠(ほ)え塞(ふさ)ぎに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「やあ人非人! むほん人めが! ぬけぬけ開門とは白々しい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...二ここに参籠してから六日目の朝が白々と明けた...
吉川英治 「親鸞」
...白々と、朝の光はほっとした人々の面(おもて)に、明るさを加えてくる...
吉川英治 「親鸞」
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