...さうしてインコンゼクエンツに堪へざる彼にとつてインコンゼクエンツを發見することは同時に其生活に空虚を拵へることであつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...發句を輕んじて翁の作品を語るほど愚の骨頂はない...
心猿 「荷風翁の發句」
...發見したのは小樽新報の欄外に出た「小説家田村氏の二十錢談判」といふのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ただ自分の愚を發表するに過ぎないと考へると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...發生しかけてゐるといふに歸着する...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...私は酒杯を手にして長大息を發した...
太宰治 「横綱」
...(一年に三四囘しか見られない大きな船が發(た)つのだから...
中島敦 「環礁」
......
仁科芳雄 「ユネスコと科學」
...槇村君は後の方で頻りに乘り方について質問を發してゐたが...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...公使の顏で發信してもらへることになつた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...まだ出帆の日が發表されてなかつたので...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...彼は用事の爲めに三十哩(マイル)ばかり離れたところに持つてゐる二つ三つの農場のある小さな所有地へ行つてゐた――彼が考へてゐる英吉利出發の前に自分で決着をつけておかなくてはならぬ用事である...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...翌々日ダイアナとメァリーは遠いB町に向けて出發した...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...遺稿となつて發表されたものだつた...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...いはばこれらの生命諸統一體から出發して歴史を築き上げるところの...
三木清 「歴史哲學」
...是にも突如たる發明は一つも無かつたやうである...
柳田國男 「服裝語彙分類案」
...悔恨と愛とが爆發した...
横光利一 「書翰」
...ついそんな問ひを發せずにはゐられなかつた...
吉江喬松 「山岳美觀」
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