...石段の登り口のあたりにきたない民家がある...
上村松園 「余齢初旅」
...階段の登り口で、主人がどこからともなく出て来て、声をかけた...
梅崎春生 「幻化」
...登り口で聞いても...
直木三十五 「南国太平記」
...不動堂がまだ麓(ふもと)の登り口にあった時分は麓にいたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...行きましょう」「用でもあるんですか」「ええちっと頼まれものがあります」「いっしょに行きましょう」岨道(そばみち)の登り口へ出て...
夏目漱石 「草枕」
...その登り口を少し右へ這入(はい)った所に...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...離屋の二階の登り口が開きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...山の登り口を塞(ふさ)いで...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...この階段のほかに中庭にはまだ三つの別な階段の登り口があり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...そのときKは登り口に小さな札を見つけたので...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...村の入口や山の登り口にある...
別所梅之助 「石を積む」
...この方は大変教育に熱心な人でそのための建物が神戸の会下山(えげやま)公園の登り口に建ててあった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...二つ以上の登り口の互いに競争の相手方を否認せんとするは自然であって...
柳田国男 「雪国の春」
...山道を越見岳の登り口まで往復する予定で...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...この道こそ、唯一の登り口で、あとは容易に頂へ行けない樵夫道(そまみち)にすぎない...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこは門司(もじ)から小倉(こくら)への中間ぐらいな大道路の傍らで山というほどでもない小高い丘の登り口にある角店である...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...登り口の道ばたに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...奥の院の登り口となる崖道の断削(きりそ)いだ一方に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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