...二人は階段の登り口でしばらくためらっていたが...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...登り口で聞いても...
直木三十五 「南国太平記」
...不動堂がまだ麓(ふもと)の登り口にあった時分は麓にいたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...行きましょう」「用でもあるんですか」「ええちっと頼まれものがあります」「いっしょに行きましょう」岨道(そばみち)の登り口へ出て...
夏目漱石 「草枕」
...二階と一階の間にははしごがなく振り仰ぐと二階へ登り口のあなから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後ろは登り口の梯子で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...山の登り口を塞(ふさ)いで...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...社(やしろ)のうしろの登り口から...
久生十蘭 「雲の小径」
...子(ね)の権現山(ごんげんやま)の登り口に...
柳田國男 「日本の伝説」
...登り口の右側に交番があり...
山本周五郎 「季節のない街」
...そこは筑波山への登り口に当っているので...
山本周五郎 「風流太平記」
...越見岳の登り口に日枝権現の社がある...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...望楼の登り口へかけよってくると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...この道こそ、唯一の登り口で、あとは容易に頂へ行けない樵夫道(そまみち)にすぎない...
吉川英治 「新書太閤記」
...雲母坂(きららざか)の登り口なのである...
吉川英治 「親鸞」
...そこは門司(もじ)から小倉(こくら)への中間ぐらいな大道路の傍らで山というほどでもない小高い丘の登り口にある角店である...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...寺院の登り口でもあるような...
吉川英治 「源頼朝」
...奥の院の登り口となる崖道の断削(きりそ)いだ一方に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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