...毎夏信州へ山登りに行った...
石川欣一 「山を思う」
...スキーで登りますが...
石川欣一 「山を思う」
...又時として登りかけた阪から...
石川啄木 「弓町より」
...「登り坂が、おわったところに、製材会社の支線があります...
江戸川乱歩 「天空の魔人」
...芳郎はまた急ぎ足になって坂を登り切った...
田中貢太郎 「赤い花」
...間もなく死体となって坂路の登り口の処に斃(たお)れていた...
田中貢太郎 「赤い花」
...お登りになった――そうそう...
直木三十五 「南国太平記」
...秋になると学校の山梨の木によじ登り...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...そこで、イヤな思いをして、翌日は早々、御岳山に登り、御岳の裏山から氷川(ひかわ)へ出で、小河内(おごうち)で一泊...
中里介山 「大菩薩峠」
...店二階へ登りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...山の絶頂へでも登りついた人のように...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...近道をするためにスキーもはいらないような藪(やぶ)の深い急坂勾配(きゅうはんこうばい)をまっすぐに登りはじめた...
久生十蘭 「キャラコさん」
...私がこの丘へ登りに来た時は...
堀辰雄 「美しい村」
...或ひは藤蔓で編まれた山駕籠で櫛型の丘を登り降りしてゐた頃に...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...卯月八日を山登りの日とする習慣は至って広く行われているらしいが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「どうも遅くなりまして……自動車の力が弱くて五番町の坂を登り得ませんでしたので……犯人は挙がりましたか」私は無言のまま頭を左右に振った...
夢野久作 「暗黒公使」
...彼は鐘樓へ登りたがつた...
横光利一 「草の中」
...ぽくぽくと乾き果てたそれは左から右へ微かな登りになっている...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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