...「登り坂が、おわったところに、製材会社の支線があります...
江戸川乱歩 「天空の魔人」
...山の登り坂にさしかかつても...
太宰治 「津軽」
...美(い)い女が飛び下りた」登りあぐねていた折助が...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは山へ登りたいと思いながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...ともかく高いところまで登りつめてごらんなさい...
中里介山 「大菩薩峠」
...今おりて来た坂道をまた登りはじめた...
中島敦 「プウルの傍で」
...そうではないやはり木登りの一種である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「さア、人様にきかれると、一寸(ちょっと)困るけれど、まア、世間並に出来るのは、タイプライター」「うん、それはそうだろうな」「それから、山登りに泳ぎに、ゴルフに、スキーに」「ま、待ってくれ、姉さんとは大変な違いじゃないか、――ピアノはどうだ」「音楽は大きらい、ピアノに綱をつけてなら引いて見せるわ」「驚いたなどうも」「ことに流行歌と来たら、聴いただけでも歯が浮く位――お兄様の前だけれど、ウ、フ」すべてこういった調子です...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ああ汝 寂寥の人悲しき落日の坂を登りて意志なき斷崖を漂泊(さまよ)ひ行けどいづこに家郷はあらざるべし...
萩原朔太郎 「氷島」
...この丘の長い登り道が...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...「何方(どちら)からお登りになったのですか?」何方から? これには二様の解釈がある...
松濤明 「一つのエチケット」
...帰りはあの登りだからね...
三好十郎 「樹氷」
...しかし大股(おおまた)のしっかりとした足どりで道を登りはじめた...
山本周五郎 「新潮記」
...すばやく第一の繩梯子(なわばしご)を登り...
山本周五郎 「風流太平記」
...鯰峠の東谷から登りへかかっておる様子」「輿(こし)は一つも見えず...
吉川英治 「私本太平記」
...またのお登りを」と...
吉川英治 「私本太平記」
...登りにはウンウンいったが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...そこで宿の者を呼んで焼岳登りの相談をして見た...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??