...山に登る人かになるが...
石川欣一 「可愛い山」
...やおらタラップを登りながら...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...現在金銭登録器の前にいるもの...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...石の段々を登つた...
太宰治 「津軽」
...)登はふと足のくたびれを感じた...
田中貢太郎 「雑木林の中」
...能登守は黙ってそれを聞いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...みな一度は登ってるってのに...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...「能登守には若党と馬丁とが附いてゐました」と書いてある...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...然るところ昔海だった証左のまるでない高山にもこの藻がありかつ風で運ばれ行くべき性質のものでないからどうしても海から山へ登ったと判ずるのほかない...
南方熊楠 「十二支考」
...楢の深山らしい雄大で凄い樹林をぬけて湯元へ登ったら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...他人にみせるいわれもないし、義務もない筈である、と登は云った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「ここのところかかって、五郎吉一家のことを悪く云ってるようです」と卯兵衛が太息をついて云った、「なにしろ男出入りだけでも、いまに一騒動ありゃあしねえかと思って気が気じゃあねえ、まったく弱ったもんです」そんな女ならどうして追い出さないのか、と登が訊いた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...彼はちょうど登城の支度を終ったところだった...
山本周五郎 「つばくろ」
...いま急斜面を登りつめたばかりで...
山本周五郎 「風流太平記」
...いつのまに、そんな処まで、登って来たのか、その早いのと、物音のしなかったのとで、半之助はまさしくぎょっとした...
山本周五郎 「山彦乙女」
...一行は身仕度をして直ぐ裏山から登り初めたがなか/\急峻だ...
吉江喬松 「山岳美觀」
...あの狹い路地を登つて行くと‥‥『あゝ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...二度目の総登城の布令(ふれ)が参るまで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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