...グループの発頭人になることが彼の夢だ...
...会議では発頭人が議題を提案する...
...このプロジェクトの発頭人として、彼はリーダーシップを発揮した...
...あの政党は常に発頭人の発言を聞くだけだ...
...組織内で発頭人を選出するための条件が存在する...
...発頭人(ほっとうにん)のお上は勿論「青ペン」中(じゅう)の女の顔を蚯蚓腫(みみずば)れだらけにしたと言うことです...
芥川龍之介 「温泉だより」
...この発頭人は僕ではない...
芥川龍之介 「島木赤彦氏」
...実はあの発頭人(ほっとうにん)の得業(とくごう)恵印(えいん)...
芥川龍之介 「竜」
...或は古山の方が当の発頭人であるかも知れない...
石川啄木 「雲は天才である」
...これで妖怪の正体も見あらわされたわけであるが、博士の言によると、石が降ったり、突然屋敷に怪火の燃え出すなどは、従来多く類例のあることで、研究した結果、その発頭人は、多く十五、六から二十歳前後の、少し間の抜けたような女であることが例であるが、これをやる当人は、多く利害得失の関係以外に精神上に異状を起こし、そのために生ずる一種の病的作用でかかる所業をするので、たびたびやるうちにその方面に著しく精神が活動して、その手段はいよいよ巧妙になり、その間にはおもしろ半分、妖怪の手伝いする酔狂人もできてくる...
井上円了 「おばけの正体」
...此の人相実験の発頭人であり案内者であるくせに残花は『お前達には騙されないぞ』といふやうな顔を粧ふて較やもすれば馬鹿にするやうな口気があつた...
内田魯庵 「人相見」
...あのウォーシントン銀行事件の発頭人じゃありませんか」探偵は叫んだ...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...残酷を製造した発頭人は世間である...
夏目漱石 「野分」
...清河八郎はその発頭人でありましたが...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...もしきめたとすれば発頭人(ほっとうにん)は誰かということになるが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「――信綱の遺志だな、発頭人は信綱だ、雅楽頭ではない」甲斐はそう呟いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――もし兵部が陰謀の発頭人であるなら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...行衛(ゆくえ)を晦(くら)ましちまやがったんだ」「……………」「……その中でも発頭人(ほっとうにん)になっていた野郎がワザと故郷の警察に嘘を吐(つ)きに帰りやがったんだ...
夢野久作 「怪夢」
...そいつがこの事件のソモソモの発頭人で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...しかも三木一城の今日の運命を招来(しょうらい)した発頭人(ほっとうにん)であるところの別所賀相(よしすけ)が...
吉川英治 「黒田如水」
...行動に出ようとした急激派の発頭人たちであるという...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...この事件を大事にした発頭人(ほっとうにん)と皆から叱られていたのである...
吉川英治 「親鸞」
...発頭人は従僕頭(がしら)でしたが...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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