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井原西鶴 宮本百合子訳 「元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)」
...癲癇持のように泡をふき出した...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...同地の瘋癲(ふうてん)病院で調査した処によれば...
寺田寅彦 「話の種」
...夕暮の癲狂院は寂寞(ひつそり)として苔ばんだ石塀を囲らしてゐます...
富永太郎 「癲狂院外景」
...瘋癲院(ふうてんいん)に送られた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...しかし癲癇病(てんかんや)みの御かめのごとく眉(まゆ)の根に八字を刻んで...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...迷亭の云う通り多少瘋癲的(ふうてんてき)系統に属してもおりそうだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一つは癲癇(てんかん)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八の大變癲癇(てんかん)が來さうな空合だと思つたよ」「あたけ河岸であの傳三の野郎が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...このご両人は儂を生きながらあんたの個人癲狂院に埋葬したいのだ...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...おれを瘋癲病院へ入れようと思ひつかないうちで仕合せだつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...其者は必ず瘋癲(ふうてん)ならん...
福沢諭吉 「帝室論」
...癲癇(てんかん)といっても...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...されば如何に癇癖の人なりとて心に少しも不満足なければ狂癲となり...
正岡子規 「読書弁」
...彼はその少年時代に癲狂院を建て...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...「或いは長い間の病気に・或いは卒中や癲癇の急激な発作に・圧倒されて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかし彼の風癲はおそらくほんとの狂人ではなかつたにちがひない...
吉川英治 「折々の記」
...狂癲(きょうてん)の持病を発作したり...
吉川英治 「私本太平記」
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