...吃驚(びっくり)するほど治癒(ちゆ)が早いが...
海野十三 「柿色の紙風船」
...後で癒すのに骨が折れますよ...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...「えゝ一日も早く癒つて歸ります」と...
高濱虚子 「續俳諧師」
...将軍家御平癒の間...
太宰治 「右大臣実朝」
...日に日に癒(なお)っていった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「嬰寧」
...朝になるとその切口は癒えて痕が判らなかった...
田中貢太郎 「鷲」
...膿が腸と癒着(ゆちゃく)した箇所が破れてくれるとよいけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...風邪が癒らないんで...
徳田秋聲 「歯痛」
...××××に一蹴された腹癒せとしては...
戸坂潤 「社会時評」
...そして現代においてこの二国民がようやくその病根から平癒(へいゆ)し初めたのは一七八九年(訳者注 フランス大革命)の勇健なる衛生法のお陰によってである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こっちの腹が癒(い)えるというものだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...不思議にケロリと癒るのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうせ持てない奴の腹癒せでせうが」「さう言へば娘ばかり狙つてゐるやうだな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうも一度(ひとた)び膏肓(こうこう)に入った病はちょうどモヒ患者の如く中々癒りそうもなく...
牧野富太郎 「植物記」
...そして私を癒したものゝ前に...
水野仙子 「輝ける朝」
...熊楠だった』『それも腹癒(はらい)せなのだ』『まだある...
吉川英治 「篝火の女」
...まだ金瘡(きんそう)は癒っておるまい...
吉川英治 「三国志」
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