...見かけでは治らない病気を治癒させことができるようにした...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...いつぞや抗議を持込んで来た婦人たちが腹癒せの仕返しらしく...
薄田泣菫 「独楽園」
...そうすればかえって病気は癒(なお)るのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...この男が癒され切っていないという事実から推せば...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...成功してその腹癒(はらい)せをしてるのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...病が急激に来ただけに癒るのも早かった...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...追々に癒りますよ...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...――「まあ癒(なほ)らないと申(まを)し上(あ)げるより外(ほか)に仕方(しかた)が御座(ござ)んせんな...
夏目漱石 「門」
...癒(いや)し難(がた)きホームシックに悩まされ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あの跛は生涯癒りやしません」「待て/\」平次は考へ込みましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうしても捕まえにゃ腹が癒(い)えん...
火野葦平 「糞尿譚」
...間もなく蝕んだお心もすつかり癒えて快活だつた昔の玲子様にお会ひ出来ることゝ...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...手足が痩せて腹ばかり膨れて無闇に食物を欲しがりますがあれもやっぱり脂肪分欠乏営養不足ですから鰻の小串(こぐし)を小さく切って毎日位に食べさせると軽いのは直(じ)きに癒(なお)るといいます...
村井弦斎 「食道楽」
...浮舟(うきふね)の姫君はこの時気分が癒(なお)り...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...天保元年襄胸痛を患ひしが久ふして癒(い)へたり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...兄を喪(うしな)った傷心もまだ癒(い)えまい...
山本周五郎 「新潮記」
...癒るときが來ると思つてゐた...
横光利一 「書翰」
...負傷の癒えると共に再び戦争の準備にとりかかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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