...まだ癒(なお)りきらぬ左の腕に繃帯を巻いたまま...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...後で癒(なお)すのに骨が折れますよ...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...(ヒポクラテスの)「自然治癒力」(vis medicatrix naturae)は二義的なものに過ぎないと信じていた...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...重病人の癒(なほ)つたのには杏の木を五本...
薄田泣菫 「茶話」
...快癒迅速(ゲリゾン・ラピッド)...
辰野隆 「パリの散策」
...リウマチスと蜂の毒蜂に刺されるとリウマチスが癒(なお)るという云い伝えが英国辺りで昔から行われているので...
寺田寅彦 「話の種」
...そしてだれかにその腹癒(はらい)せをしたくなって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そうひどくならないうちに癒ってしまった...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...病人の胃を癒すためには苦い薬を盛らねばならぬ...
永井隆 「この子を残して」
...ようやく癒ってよかったねえ」「はい...
中里介山 「大菩薩峠」
...来る人の多くが「もう御病気はすっかり御癒(おなお)りですか」と尋ねてくれる...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...もう癒(なお)っているだろうよ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...癒(いや)しなさい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...気が抜けて崩れる様に座についた二人はだまったまま酒をつぎ合って喉の渇きの癒えるまで呷りつづけた...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...あなたのすっかり癒るまでは...
室生犀星 「音楽時計」
...今朝は病気平癒のお祈りをした...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...しかし真剣なところが「友吉風邪」ぐらいの事で癒える吾輩の腹ではなかった...
夢野久作 「爆弾太平記」
...「すぐ癒(なお)る」「ありがとう存じます」「にがいか」「そんなでもございません」「まだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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