...気むずかしい癇癪もちになった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...なんしろ、こんな手合いは癇癪(かんしゃく)もちですからなあ、癇癪もちで……...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...さきも私に負けない癇癪もちなのでむきになつて泣きだしたりすることもあつた...
中勘助 「銀の匙」
...(大正元年初稿)後篇一中沢先生は気のやさしい人だつたけれど随分な癇癪もちで...
中勘助 「銀の匙」
...癇癪もちで、おべつか屋で、いざ事が起きてみろ、心の中でひいひい悲鳴をあげる癖に、歩く時は我関せずえんだ...
林芙美子 「瀑布」
...實に癇癪もちのやうに見えるが...
吉川英治 「折々の記」
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