...持ち前の癇性(かんしやう)を運んで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...滅多に癇癪を起さなかつたから猶(なほ)始末に困つた...
薄田泣菫 「茶話」
...鶏のやうな癇高(かんだか)い調子を持つた女だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...額に癇筋(かんすぢ)をおつ立てて...
薄田泣菫 「茶話」
...生れつき水癲癇(みずてんかん)と申して...
太宰治 「新釈諸国噺」
...法王は癇癪(かんしゃく)の持って行きどころがなく...
辰野隆 「愛書癖」
...悦子は又癇(かん)を立てて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...大いに癇癪を起して貰いたいね...
豊島与志雄 「自由人」
...癲癇なら外科手術で治療できるかもしれないといふので病院に入院さされてゐました...
原民喜 「二つの死」
...とつぜん癇声(かんごえ)をあげて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...太い一文字眉を癇性らしく動かしながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...なんでもないことが癇にさわるんだ...
久生十蘭 「金狼」
...久良は癇性の強い質で...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...休之助は癇癪(かんしゃく)を起こすにきまっているので...
山本周五郎 「風流太平記」
...癇癪(かんしゃく)を起して...
吉川英治 「三国志」
...この男は」「怪態(けたい)な」「気が狂うてか」「癲癇(てんかん)じゃろ」人々から眉をしかめられて...
吉川英治 「親鸞」
...癇(かん)を起したように立った...
吉川英治 「源頼朝」
...父が大酔して癇癖を発するとなると...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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