...医者の見立てでは昔の癆症(らうしやう)...
芥川龍之介 「庭」
...私(わし)はこう見えても癆咳(ろうがい)とは思わん...
泉鏡花 「婦系図」
...癆症(ろうしょう)病みの人が彼の血を饅頭に(ひた)して食った...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...世の中には癆(ろうさい)の病気で歿(な)くなる人が多いのです...
田中貢太郎 「蓮香」
...然(しか)れども余が血筋は五十以前概して癆(ろう)を病んで死するを知らずや」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それが癆核(ろうがい)に変って...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...重い癆咳(らうがい)で到頭去年の暮死んでしまつたといふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...持病の癆咳(ろうがい)が重くなって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...年は三十五で病氣は三年も前から床に就いて居る長い間の癆咳(らうがい)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...癆(ろう)を恐れ...
森鴎外 「渋江抽斎」
...肺癆(はいろう)も彼らにとってはただの咳だし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...脊髄癆(カリエス)なんてヨタを飛ばした罰(ばち)だ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...紙に滲(にじ)んだ桃色の唾(つば)――人にきらわれる癆咳病(ろうがいや)みの血――...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あの癆咳(ろうがい)の病のかげが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...癆咳(ろうがい)もちで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...また癆咳(ろうがい)のほうがよくないのではないかな?最初にこういう考えが頭へのぼる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...癆咳病(ろうがい)だった...
吉川英治 「無宿人国記」
...癆咳(ろうがい)で...
吉川英治 「無宿人国記」
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