...医者の見立てでは昔の癆症(らうしやう)...
芥川龍之介 「庭」
...ああいう血饅頭はどんな癆症(ろうしょう)にもきく」華大媽は「癆症」といわれて少し顔色を変え...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...持病の癆咳(ろうがい)が重くなって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...持病の癆咳(らうがい)が重くなつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その吉田屋の総領の彦次郎という好い息子が癆症(ろうしょう)で死んだのは去年の暮だ――もう半歳になりますね」障子の外の清々(すがすが)しい青葉を眺めながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それがどうしたんだ」「癆症(いたみしやう)だか戀患(わづら)ひだか知らないが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蝮酒は肺癆(はいろう)を治し...
南方熊楠 「十二支考」
...肺癆(はいろう)も彼らにとってはただの咳だし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...喜兵衛が癆になって以来のかかりつけだったが...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...脊髄癆(カリエス)なんてヨタを飛ばした罰(ばち)だ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...癆(ろうがい)? ……」と...
吉川英治 「江戸三国志」
...「月江殿には不治の癆であると仰っしゃいますか」久米之丞は...
吉川英治 「江戸三国志」
...癆必治(ろうがいひつじ)の処方が立派に記されてあるではないか」「な...
吉川英治 「江戸三国志」
...それは癆咳(ろうがい)に利(き)くというので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...癆咳(ろうがい)という病気があるため...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...癆咳(ろうがい)もちで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...また癆咳(ろうがい)のほうがよくないのではないかな?最初にこういう考えが頭へのぼる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...癆咳(ろうがい)で...
吉川英治 「無宿人国記」
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