...瘧(おこり)でぶるぶる震え...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...余は淡路町の下宿に「大文学者」という四字を半紙に書いて壁に張りつけながら瘧(おこり)を病んでうんうん言っていたことがあった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...去る十日より上皇御瘧病...
太宰治 「右大臣実朝」
...右の西崎医の診察では瘧(おこり)だというのでその手当をした...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...永く瘧に悩む人を助けんと言いながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほかの病気でも瘧と書いて願いさえすれば治る...
中里介山 「大菩薩峠」
...元久二年八月法然が瘧病(ぎゃくびょう)を患うたことがあった...
中里介山 「法然行伝」
...瘧(おこり)落(お)ちたやうでさあはあ...
長塚節 「土」
...瘧(おこり)にかかったようにブルブルと両手を震わせながら...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...「お前さんまだ瘧(おこり)をふるつてるだかね?」「ええ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...火吹竹は瘧(おこり)の呪とかいへどたしかならず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...漢末瘧(ぎゃく)を丘社に避けて鬼を使い...
南方熊楠 「十二支考」
...瘧(おこり)を病むに乗じ蒲団蒸(ふとんむし)にして弑(しい)した...
南方熊楠 「十二支考」
...山の上の聖人の所へ源氏の中将が瘧病(わらわやみ)のまじないにおいでになったという話を私は今はじめて聞いたのです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「今月の十幾日ごろから私は瘧病(わらわやみ)にかかっておりましたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「瘧病(おこり)だそうだ……...
吉川英治 「私本太平記」
...――じつは瘧(ぎゃく)を病んで...
吉川英治 「私本太平記」
...義貞が瘧(ぎゃく)を病んだのは事実だが...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??