...瘧(ぎゃく)を医するにはキニーネ剤にしくものなく...
井上円了 「おばけの正体」
...丁度瘧(おこり)にでも罹(かか)った様に...
江戸川乱歩 「双生児」
...わななきて瘧(えやみ)するかに...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...まだ六時間とたたねえ前に瘧(おこり)をやって...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...瘧(おこり)でぶるぶる震え...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...瘧(ぎゃく)を振い落した人のようにけろりとして...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...どれもこれも蒲団の下でまるで瘧(おこり)でもわづらつてをるかのやうにガタガタ震へて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...瘧(おこり)の発作にでもかかったかのようにぶるぶる震えた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...また瘧疾(おこり)を治し邪魅を避くと出(い)づ...
南方熊楠 「十二支考」
...山の上の聖人の所へ源氏の中将が瘧病(わらわやみ)のまじないにおいでになったという話を私は今はじめて聞いたのです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...主人痛風截瘧(せつぎやく)の二方を伝ふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」人生は猶瘧(ぎやく)のごとくである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...瘧(おこり)を慄(ふる)ふ電線にちくちく触(さは)る粉雪よ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...瘧(おこり)と申すご持病があったのです...
吉川英治 「私本太平記」
...「和名類聚鈔(るいじゆせう)」の病名部によると一名瘧病(えやみ)ともただ瘧(ぎゃく)ともいい...
吉川英治 「私本太平記」
...やにわに瘧病(おこり)のような発作で...
吉川英治 「私本太平記」
...ならびに瘧病(おこりや)みの男と会う事暁の星が白っぽく...
吉川英治 「新・水滸伝」
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